『夜寝てる時に脚がつる痛みで起きてしまった』そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回はなぜ脚がつるのか?そしてどうすればつらなくなるのかを解説致します。
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脚がつるとは?
脚が攣る状態は簡単にいうと、筋収縮による痙攣により肉離れ(筋断裂)を起こしている状態です。

と思いの方もいるかと思いますが、脚がつった状態は、筋線維が何らかの原因により筋断裂(肉離れ)し損傷したものという理解で良いと思います。
筋肉は寝てる間にも血液を全身に送る為のポンプの働きを行っているのですが、何らかの原因により筋線維に栄養が行き届かない状態になった場合には、その筋線維周囲は更なる良質な血液が不足するばかりか、悪い血液の溜まり場になってしまいます。
何らかの原因とは?
筋肉のポンプの働きにより血液は全身に運ばれるのですが、起きている時は身体を動かす事で筋肉の働きも活発になりますが、寝ている状態はどうでしょうか。筋肉のポンプの働きが正常でなく、血液が筋細胞に行きわたらない状態であった場合に筋線維はどうなるでしょうか?
血液が行き届かない筋線維は?
筋線維としての働きを失ってしまいます。
筋線維としての働きを失った筋線維はポンプの働きも停止し、血液がその場に留まりやすくなります。ポンプの働きが停止した場所は血液や水分が溜まりやすいむくみになります。
脚が攣る場所はそういった筋線維の働きを失っている部位に起こりやすいと言えます。
何らかの原因のひとつは血液の滞り
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もうすこし筋肉について理解した場合はこちらを参考にして下さい。
ストレッチを行うと筋線維は伸長ストレスに耐えられずに断裂してしまいます。ストレッチに耐えられない筋線維は、血流が行き届かず筋線維の弾力性が失われています。そこにストレッチを行うことで筋線維が断裂し筋肉のポンプの働きを活性化させることがストレッチの目的です。
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血液が滞り、細胞が機能低下を起こすと、その細胞は周囲の筋肉の収縮圧力に耐えられず損傷(断裂)してしまいます。その時に筋肉の何らかの反射により咄嗟に脚を攣らすことで損傷の拡がりを抑えているという考えも出来ます。
- 筋肉のポンプの働きが低下
- 筋線維に栄養が行き届かない
- 筋線維が機能低下
- その周囲はむくみうっ血しやすい
- 起きている間は何とか血液を運び事が出来るが
- 寝ている時にその他の要因が重なることで筋肉が断裂
- 断裂と反射的に筋収縮が起こり痙攣を起こす。
その他の要因
- 冷え
- むくみ
- ホルモンバランスの崩れ
- 疲労過労
- 脱水
- 飲みすぎ
- 自律神経の乱れ
など血液の悪化を助長してしまう様々な原因
まとめ
脚が攣った状態は何らかの血行不良(冷え・むくみ・脱水・酸欠・栄養不足)により筋線維が機能低下を起こし、その筋線維が周囲の圧力に耐えられず断裂した衝撃で、周囲の筋線維に緊張が走り痙攣・筋収縮を起こし攣ってしまいます。
改善には筋収縮した筋線維をしっかり伸ばす。予防には筋線維の隅々まで寝ている間にも血液が循環するように深部の筋肉にしっかりストレッチをかけることで脚攣りの対策になります。