メディチャーライトは近赤外線を使用した光照射で物理療法です。
自然治癒力を高めるために当院ではメディチャーライトを使用して治療を提案致します。メディチャーライトの機能と光の効果について解説致します。
ケース1【股関節痛、ランナー膝】フルマラソンを走るために練習をしていたが股関節周囲に痛みが走り、当院に受診した。しかし、原因はランナー膝の影響により股関節に支障を来たしていたため、メディチャーライトを大腿部の外側から前側にかけて20分ほど照射し、更に腰部の神経圧迫から大腿部外側に筋緊張を来たしている関連で腰部にも15分ほどSプローブで照射することで、弾力性が回復し痛みの軽快も即座にみられた。
このように的確に照射することで即座に効果がみられるのがメディチャーライトの特徴です。
メディチャーライトの主な機能
メディチャーライトは主に3つの光と電気を複合した物理治療器です。それぞれの光の効果を以下でご確認頂けます。
近赤外線
![](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/01/c0fc04334bf34f3e822c25dbbedf68e1.png)
近赤外線と赤色LED
近赤外線の効果
波長:860nm 約310mW
深層の脂肪組織や筋組織に効果。血管を拡張させ血流促進効果に期待。
赤色ライトの効果
波長:634nm 約320mW
表皮層真皮層に効果。肌のコラーゲン生成を促進すると共に温熱作用で肌の血行促進効果に期待。
青色ライト
![](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/01/bcec032e0f23052ed32374f6572d5b60.png)
青色LEDと微弱電流
青色ライトの効果
波長:465nm
表層に効果。殺菌作用などの効果に期待。
ハイボルテージ
![](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/01/e3b1a2baf95959141fb7aad24af39194.png)
ハイボルトと3色の光
ハイボルテージ
筋収縮を誘発する事で直接神経を刺激し痛みの域値を下げ、疼痛緩和などの即効性に期待。
微弱電流
筋収縮を起こさずに組織の修復や炎症を抑制させ早期改善効果に期待。
メディチャーライトの照射タイプは2つ
メディチャーライトには点タイプのSと面タイプのLの2種類の形状があります。
![](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_20200129_122448-768x1024.jpg)
Sプローブ
Sプローブ
点で治療が可能であり、筋肉の分け目をうまく狙い照射する事で効果を高めたり特定の神経や筋肉などピンポイントで照射する事でより効果の高い治療を期待する事が出来ます。
![](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_20200129_122559-768x1024.jpg)
Lプローブ
Lプローブ
面タイプの治療が可能であり、筋肉の形状に合わせてこする事が可能で皮膚への抵抗を減らす事で電気や光の効果を効率良くする事が期待出来ます。
当院では光照射をメインにしたSプローブを主に使用します。その理由はごまかしがきかない点であり、的確な施術が求められます。
メディチャーライトの効果
弾力性の回復
痛みの原因は、組織の弾力性の低下による炎症であることが多いです。
組織の弾力の回復により2次的効果として、脊柱バランスの改善、血液循環の改善が見られます。治し方で詳しく解説
更に、3次的効果として痛みの軽快や関節のこわばりの改善、筋緊張の改善などがみられます。それが弾力性の回復により自然治癒力が働く仕組みになります。
光の照射により弾力性が回復するメカニズムの考察
ATP生成と血流改善のメカニズムの考察提案
光がなぜ血流を改善することが出来るのか、単に血管が拡張し、血流が改善すると考えられており、私も長年そのようなイメージをもっていましたが、光照射で弾力性が得られるのは、やはりそこに明らかにエネルギーが生じているのではないかと考え始めました。様々な文献を読み漁ることで、光の照射が直接的にATP(エネルギー)の生成に繋がっているように思います。(考察提案)
メディチャーライトの照射例や動画
![肩甲骨上部の神経に光を照射している治療の様子。メディチャーライトを肩甲骨上部照射し、神経の圧迫を緩和し弾力性の回復や首の痛みの緩和を促進しています。](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200414_165508-1024x775.jpg)
![くまのて接骨院施術スペースメディチャーライトを使った照射例3](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200414_165755-843x1024.jpg)
![背部に光を照射している治療の様子。メディチャーライトが脊柱の周囲の筋肉などの代謝や血流を促し疼痛緩和に繋がります。](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200414_160606-e1681456237514-1024x768.jpg)
![肩甲骨の間に光を照射している治療の様子。メディチャーライトが肩甲骨の間の部位に光を集中して照射し、肩の可動域の改善や疼痛の軽減を促進しています。](https://kuma-note.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200414_155942-768x1024.jpg)
以下はLプローブを使用した施術例です。
当院では主にSプローブを使用します。
くまのて接骨院でメディチャーライトを体験
メディチャライトやスーパーライザーなどの近赤外線により物理治療はどこでも受けることが出来ますが、冒頭のケースでも説明した通り、的確に原因を把握し、適切な時間照射することで弾力性が回復し、状態が変化していることにも気づく技術が必要です。
ただ、痛いところに照射すれば治ることはなく、しっかり原因を把握する技術、的確に照射する技術、弾力性の回復を促進する照射時間、などあらゆる技術が統合されることで、自然治癒力を高めることが出来ます。
お近くの方はもちろん、遠方の方でも今まで近赤外線を使用したことがあるが効果を感じることが出来なかった場合にも、ぜひ当院の光照射をご体感頂ければと思います。