戦略コンセプトの下に、プロセスが築かれていきます。
プロセスの戦略
戦略コンセプトが自然思考的な戦略だとすると、プロセスは様々なテクニックを駆使し、最終的に治癒自覚するための工程を意味します。
そのために、施術者は患者の道案内役になります。
プロセスの重要な役割は、
判断の誤りや偏見や患者と術者の不協和音が生じないように癒しのエネルギーの停滞を防ぐためにあります。
施術工程中に、自己判断や偏見が生じる場合、治癒に支障をきたします。(ステップ注意にも関連)
当院のコンセプト(強制否定しない)に乗っ取り、癒しのエネルギーを生じさせるには、自分のことを正しく認識してもらうために施術(ヒーリング)を行います。
偏見は偏った見方であり、自分の認識が偏っている(誤っている)状態です。
「自分のことはよく分からない」ことを正しく認識させ、自分自身に気付いてもらうために、プロセスの構築が必要となります。
情報選択
人間の脳は認識しているものしか見えないように出来ています。今、赤を意識してといえば、自然と赤色に目が行き、他の色は認識できなくなります。黄色を意識してといえば、今度は赤色が見えなくなります。見えてるけど見えない、それが自分の体にも同じように生じ、情報の選択時にも自分の見えてるものでしか情報の選択は出来なくなり得ます。
「意識できないものがあるということを、知る」
行動エネルギー
お店を選択する場合に、じっくり精査しても、直感で選んでも、結局行ってみないとわからないことなので、ここで、問題となるのは比較検討した結果、行動を起こさないことが一番問題だと言えます。
行動を起こすエネルギーを生むには、今の自分の体の状態に心が違和感が生じるとそれがギャップとなり、行動するエネルギに変わります。
極端な例えですが、自分に痛みがあるのはおかしいと思えば、それがエネルギーになります。
「行動するエネルギーを生じさせるためにはギャップが必要」
問診検査
問診・視診・触診が、的確に痛みの問題を見つける唯一の方法です。
画像や教科書をいくら見ても実はそこに問題の解き方は載っていません。
「最も基本的なテクニックは視診・問診・触診です。」
施術前状態の認知
自分のことは分からないということを、まず知る必要があります。
自分の状態を正しく認識することができれば治癒が促進します。
「言葉を認識するのではなく、自分のからだを認識する」
軸となる基準をつくる
軸がずれないように、一目でわかるように、オリジナルのカルテを使用しています。
そうすることで、軸(ピボット)を作り基準(ルール)を設定することで、臨機応変に対応することが出来ます。
そして、主軸は患者主体となります。
「あくまでも患者が主軸であり、術者がその軸を見守ります。」
術後の状態を覚える
施術後「変わった。」のか「変わらない。」のか
変わったという感覚も、変わらないという感覚も、どちらも重要な情報
「感じて覚えると書いて『感覚』徐々に感覚は良くなります。」
運動方法を体感する
運動はやれば良いといわけではなく、多くの人はやり過ぎになっています。
過去のケガやオーバーワークは年齢と共に必ず支障をきたします。
自分の体の状態を正しく認識出来れば、健康に繋がります。
「維持が意地になっていませんか。健康でいることに価値があります。」
計画的に通院する
短期間で最善のコストを費やす。
ひとつの要因が生じ、それが長い期間をかけて問題を起こしています。
ひとつ問題を取れば、また別の問題が出てきます。
その問題をひとつずつ取るには、計画的な通院が必要です。
「すべての問題を予測する必要はなく、出てきた問題に対処すれば、いずれ問題はなくなる。」
治癒またはメンテナンス
遅すぎるということはありません。
一定期間費やすことと、長期に渡り身体の健康に費やすことは、生涯に渡り付加価値が得られます。
分かっていても、多くの人は生活に支障がきたすまで我慢します。
「健康のために費やすコストに無駄なものはありません」