腰痛はひとりひとり戦略を変えて取り組む必要があります。
②の腰痛戦略の原因に記したように、問診/視診/触診を使い、ひとりひとり原因を捉え、ひとりひとりが癒しのエネルギーにより自然治癒力が促進されることで、腰痛を治癒に導くことが出来ます。
そのために身体的だけではなく、思考的、心理的な対応も今後はより一層求められると考えます。
当院は、解剖学的専門的にではなく、ひとつの腰痛の解を提唱していきます。
- 自然治癒が思考的な治癒の促進
- 原因を知ることが心理的な治癒の促進
- 問題をみつけるが身体的な治癒の促進
思考的・心理的・身体的に腰痛を治療するのが当院のヒーリングと言えます。
対して、テクニックは技法などの技術力のことをいい、ヒーリングを行い適切な部位にテクニックを施さなければ自然治癒力を促進させることが出来ません。(実際に行うには難しいですが、最もシンプルな方法に行きつきます)
当院はヒーリングとテクニックを使い腰痛を癒しています。
原因は過去から起因し現在の問題を引き起こします。
腰痛の問題を正しく知ることが出来れば、自分で癒しのエネルギーを促進させ治癒させることも出来るのです。
そこで問題となるのは、問題には意識と無意識の2つがあります。
意識できる問題は、主に痛みです。
腰痛は結果ですが、意識できる問題のひとつです。
腰痛は必ず別の問題から起こるのですが、その別の問題を基本的に皆さん意識することは出来ません。
腰痛を意識したことで、別の問題は更に意識できなくなります。
癒しのエネルギーを促進させるのは、この意識した腰の痛みではなく、無意識な痛みを認識しなくてはなりません。
その無意識な意味を知ることで癒しのエネルギーを生み自然治癒が促進されます。
無意識な痛みのほとんどは過去の問題から起因しています。
その理由は少々専門的な考えも必要なのですが、
痛みは認識することで痛みを感じるので、認識しない痛みは感覚や知覚を使わないと認識できないため、身体に残り続けます。
例えば
足を捻挫して、痛みが引いたので、治ったと思っても、もしかしたら治っていないかもしれません。
それは痛みを感じなくなっただけで、実は問題を起こしているかもしれないので、無意識な痛みとして残り続けるかもしれません。
無意識な痛みというのは、自然な反応だということもご理解ください。
あなたが体を痛めた際の受傷から治癒の細胞の働きを知っていますか。
受傷した際に細胞は均衡を失います。そして細胞は自ら細胞死を起こし細胞を膨張させ自らを破壊します。それは自然な機序であり、細胞修復に必要な細胞死といえます。これは自然な働きで、無意識なものです。この時に働くエネルギーは単純なもので、浸透圧を使って細胞の移動を行います。
難しいことを考えなければ、いずれ自然に細胞の均衡はいずれ保たれるということで、通常なら痛みは自然治癒に繋がります。
例えば
あなたは、転んで頭を打ち、たんこぶを作りました。2~3日はズキズキして痛かったですが、それ以降痛みを感じません。それは治ったのですか?違いますよね。触ればまだぷくっとしており、押すと痛みを伴います。触ることで痛みがあるかどうか認識することが出来ます。
基本的に痛みは、知覚や感覚を使わないと認識できません。
それが自然は反応なのですが、普段腰に痛みを感じていない人でも、今、この文を読みながら腰を意識しながら腰を丸めたり反らしたりした際に、痛みを感じませんか。
それが無意識な痛みであり、体はあらゆる部位にこの無意識な痛みが残り年齢と共に蓄積されているともいえます。
なので、年齢を重ねて痛みを感じた場合には、過去の原因をひとつひとつ探り取り除く必要があるので、時間がかかります。
腰痛は結果的に生じたものあり、小さな問題が積み重なり引き起こしていると考えます。
その問題をひとつひとつ見つけるには、問診触診視診をしっかり行う必要があり、ひとりひとりに対して腰痛を改善するためには腰痛戦略が必要です。
問診触診視診を行わない場合には、原因を見つけることは出来ません。
西洋医学の画像診断だけで、原因を把握することはあまり意味をなさないことが分かると思います。
それが本当の原因ではないこともわかると思います。
もちろんひとつの原因として画像診断上知る必要はあるでしょうが、痛みの原因は、過去に起因するものなので、痛みの原因を詳細に分析しようとして、より詳細なMRIを撮ってもそれは過去に起因する原因とは違うものになります。
専門的にみればみるほど、情報を取り入れて視野を広げているつもりでも、実は視野を狭くしていることもあります。
なので、専門家ほど視野が狭くなりがちです。