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自然治癒の概念

腰痛戦略「知」⑦維持管理

2024年5月22日

原因を的確に捉えた自然な治癒が、良い状態を維持管理(メンテナンス)することに繋がります。

痛みが悪化しないための維持管理は対症療法となり、それが現代医療です。

当院が目指す維持管理(メンテナンス)は、良い状態を維持するための管理であり、原因療法となります。

例えば
高血圧には、リスクがあります。
体にとって高血圧はリスクであることは間違いないです。
高血圧のリスクを抑えるために、悪くならないように維持管理するのが投薬による対症療法です。

しかし、なぜ高血圧になったのでしょうか?

薬に頼らず、高血圧を予防出来れば、投薬によるリスクは抑えることは出来ます。
投薬は強制的な治療(対症療法)のため、自然の原則では、自然治癒力は停滞します。

体にとっては不自然なことであり、もし、高血圧を予防できるのであれば、それが望ましいことは言うまでもありません。

対症療法がダメではありません。

なぜ高血圧になったのか?という原因を無視する対症療法に問題があります。
体を自然な状態に戻せば、多くの場合、血圧は元に戻ります。

逆にいえば、体を自然な状態に戻せないのに、独断で対症療法を中止してはいけませんし、また原因を無視して、言われるがままに対症療法を始めるのも如何なものかといったところです。

良い状態を維持管理する

維持管理することをメンテナンスといいますが、皆さんメンテナンスは、悪くならないようにするという印象があると思います。

高齢になり、膝の痛みが生じ、病院や多くの接骨院などでは、物理療法や手技療法を用いて、今以上に悪化しないようにメンテナンスするなど


メンテナンスの目的は、維持管理なので、痛みが悪化しないようにすることはもちろん大切です。

しかし、それではいつまで経っても痛みと付き合うことになり、悪い状態を維持しようとすると、必ず状態は悪化します。

悪い状態は自然治癒力が停滞した状態です。
自然な治癒するエネルギーが生じるためには、自分の状態を知覚する必要があります。
悪い状態・原因部位を意識することで自然治癒力が促進されるということを、当院のヒーリングで説明していますが、良い状態を維持管理するとは、体を自然な状態に戻し、状態を好転させることです。

体が自然な状態に戻り、正常な感覚に戻ると状態は好転します。

好転した状態であれば、自然治癒が働き、その状態を維持管理するために当院はメンテナンスを行っております。

腰痛を慢性的に伴っている人の場合、すでに腰痛のある不自然な状態が自然な状態になっているともいえます。
(血圧が高い状態は不自然だけど、高くなることは自然な反応です。自然な反応なのに、血圧を強制的に下げるというのは不自然な対応です。)

慢性の腰痛は、悪い状態が自然な状態になっています。
自然っていうのは、無意識に起こることです。
自然に生じた無意識な部位(原因)を問診・視診・触診により解き明かします。
悪い状態が好転し、良い状態に転じれば、自然治癒が生じ、良い状態を維持管理することが出来ます。

例えば
腰痛を発症し、腰部を治療し痛みが軽快したが、日常生活を繰り返すとまた同様に腰に痛みや重みが現れる場合、施術を繰り返し行えば、痛みなく、日常生活を送ることが出来ますが、それは状態は好転しておらず、対症療法の繰り返しとなり、悪い状態を悪くならないようにメンテナンスすることになります。

そうならないためには、
腰痛を発症し、対症療法として腰部の施術をし軽快することが出来た場合、更に、腰痛を発症してしまった過去の原因にも目を向けます。
そのとき足首に問題が見つかり、腰部に負担がかかっていることが分かれば、そこに施術を行えば腰痛は軽快します。
施術を繰り返し良い状態に転じれば、自然に痛みはなくなり、日常生活に支障なくなります。

腰痛の施術を行っても、体全体を自然な状態に戻すことが出来るため、腰痛と関連する高血圧の場合、状態が好転するば高血圧も改善されます。

  • この記事を書いた人

【柔道整復師】 熊谷 卓眞(kumagai takuma)

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