新しいくまのてに

5月31日で14周年。4月すべては整い、新しいくまのて向けて始動。価値あるすべての情報を公開します。

コンセプト(考え方)

コンセプト①意向遵守

当院のコンセプトのひとつに意向遵守があります。
基本的に無理な強制や指導は避け、なるべく自分自身に気づいてもらうような肯定的な方法を選択します。

治癒は、人の癒しを引き出すものなので、そこに強制的な癒しを促す行為は、本人の癒しのエネルギーが生じない可能性があり、治癒に反しかねません。
また、基本的に治療は、二人三脚で行う共同作業なので、意向が遵守されない場合、治療に対するモチベーションの低下を引き起こしかねません。

意向遵守する場合に、何でも言う事を聞くのとは違います。
あくまでも、患者さんの意向を遵守しながら、提案していきます。

例えば、腰痛でお困りの方が来院された場合
「痛みを取りたい」
何回で取りたいですか?どのような施術を希望ですか?料金はいかがしますか?
などと提案することが意向遵守ではありません。

これは単なるサービス業であり、このような方法で痛みを取ることは出来ません。

いつまでに治りたいか
痛みがどうすると出るか
その痛みの取り方を提案し、痛みの原因を強制的に理解させるのではなく、認知してもらうテクニックを使います。

患者さんに自分の腰痛の痛みを理解してもらい、その痛みがどのようにすれば取れるのか知ってもらいます。
言葉だけで知ってもらうことは難しいので、感覚的に知覚的に、施術後に痛みが軽快しているか判断しながら治療を進めていきます。

疾患名に惑わせれてはいけない

「坐骨神経痛は治せますか」
と聞かれても、その人の坐骨神経の痛みが座ってると痛むのか、動くと痛むのか、痛みの部位はお尻なのか、太ももなのか、坐骨神経痛(疾患名)を治すのではなく、どのような坐骨神経痛(症状)なのか患者さん自身の意向がしっかりしていなければ、自己治癒力は高まりません。

施術は施術前問診から治るかどうか決まってくるのですが、この時に問題となるのが、施術者側の感覚と患者さん側の感覚には違いがあります。(見えてるものが違います。)

例えば、施術者側は動きがよくなり、改善していることが分かっても、患者さん側はそのことを理解できないことが多々あります。

この施術で間違いありません。あなたは軽快しています。
と、マインドを強制することは意向に反することになります。

そうではなく。

その場合、そもそも痛みがどのようにすれば出るのか。患者さんにうまくこちらの意向を説明出来ていない可能性があります。
もしくは、痛みが施術後に軽快していなくても、それを肯定する必要があります。

患者さんは、意向をこちらにうまく伝えられないことの方が多いかもしれません。

意向遵守するというのは、
どのように意向を引き出し、患者さんのもつ自己治癒力を高められるかが、術者の技術力(当院の秘技)ともいえると思います。

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

【柔道整復師 熊谷 卓眞(kumagai takuma)】熊谷の手で施術するくまのて接骨院

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