ストレッチは血液を循環させ関節や筋肉の働きを正常化させる為に行います。
ゴール
主に生活の質の向上・競技パフォーマンスの向上・関節痛の予防に繋がるストレッチ法を指導
ストレッチにもやり方がありますし、ストレッチを行う上で様々な不安や疑問があるかと思います。
- どのくらいストレッチをやればいいのか?
- 痛くてもやっていいのか?
- ストレッチをやっても全然身体が柔らかくならない
- いまいちストレッチの効果を実感出来ない
- ストレッチを効かせたい部位に効かす事が出来ない
などストレッチはかける部位によっても効果が変わってきますし、正しくストレッチを行えないと逆に身体を壊す事になったり、関節や筋肉の痛みを招くことになります。

ストレッチの目的をしっかり理解する
多くの人(指導者やトレーナーも含め)はストレッチの目的を誤解していたり、間違ったやり方で覚えていたりするために、効果をいまいち感じることが出来ません。
ストレッチの効果
- 筋肉を柔らかくする
- 関節を正常化させる
- 血液の循環をよくする
- 代謝をあげる
ストレッチをすることにより様々な効果を得ることが出来るのですが、間違えたストレッチでは逆効果になる事もあります。
間違えたトレーニングは競技パフォーマンスの低下を引き起こす事にも繋がります。
目的を間違えてはいけない
筋肉を大きくする事が目的なのか?
それとも競技力をあげることが目的なのか?
当院でストレッチを行う主な目的は競技パフォーマンスの向上やケガの予防、生活の質の向上です。
ストレッチの効果
ストレッチの最大の効果は血液の循環の改善です。
筋肉の修復機序を理解し、血液の循環の大切さとストレッチの本当の目的を理解して下さい。
筋肉の修復機序
- 負荷に耐えられず筋繊維が断裂
- 損傷した筋線維や不要となる細胞をマクロファージ(貪食細胞)が捕食する
- 血液が拡がらない様に血液凝固
- 筋線維の増殖
- 筋線維の再生
簡単な説明で恐縮です。
マクロファージとは白血球の一種で死んだ細胞や異物や破片、体内に生じた変性物質や最近などの異物を捕食して消化し、清掃やの役割を果たす。特に外傷や炎症の際に活発に働きます。
wikipediaより抜粋
要は筋繊維を活性化させるには、破壊と再生が正しく行える環境を作ってあげることです。
ストレッチも同じ様に筋肉を伸長させることで断裂させ、筋繊維を活性化させることで血液のポンプの働きを高め、血液循環を良くすることが出来ます。
しかし破壊が上回り、筋肉の再生が追いつかなければ、実は細胞は筋肉の再生の優先順位を下げてしまい、筋線維を適当な状態で回復させてしまいます。

身体を鍛えていく上で、血液を滞らせないことが重要なポイントとなります。
水溜まり問題
血液が行き届かない場所は水溜まりのような部位になっています。

筋線維がしっかり再生されなければ、その部位は血液が溜まりやすくなり、隅々まで送り届けることが出来なくなります。そうすると、いずれ細胞は働きを失い、不要な細胞や老廃物を回収する事が出来なくなってしまいます。
実は多くの肉離れやトレーニング後の筋肉痛はこれが原因です。
筋肉痛が良いとは限らない
悪くなってしまった筋線維を何度も破壊して、筋線維がうまく再生されない部位は更なる大きな水溜まり部位となり、浮腫みの原因にもなります。

この水溜まりを解消するためにストレッチが役立つのです。
血液が流れないと炎症する
血液が流れないと身体は炎症します。
- 関節の血液循環が悪ければ関節痛や変形に
- 筋肉の血液循環が悪ければ筋肉痛や肉離れに
- 内臓の血液循環が悪ければ胃腸機能の低下を招き
- 末端の血液循環が悪ければ冷えから自律神経失調症に
とにかく血液の循環不良を招くことで様々な不定愁訴や関節痛に繋がる事は間違いありません。
おすすめ書籍ストレッチの理論など分かりやすいかと思います。