アイシングには凄い効果がある。よくアイシングって血流を悪くしてしまうのでは?と疑問を持たれるのですが。簡単に説明するとアイシングする事により身体の反作用が起こり血流は良くなります。急性期にも慢性期にも基本的にはアイシングを行っても問題ありません。
アイシングは無料で気軽に出来る優れたセルフケア法です。
アイシングに必要なもの方法
アイシング別名クライセラピー(冷却療法)ともいいます。専用の装置を使って細胞の代謝を高めるような本格的なクライオセラピーもありますが、別名、全身冷却療法ともいいますか。自宅で出来る方法には局所冷却療法といったポイントで冷却する事によりその部分の血流を改善し治療する方法をご紹介いたします。

氷のうもいいですが、実はビニール袋の方が直接氷が当たり冷たい・・
厚手のものの方がやぶれにくくて安心です。
なるべくたくさん入れることで溶けにくくもなりますし、冷たい温度をキープする事が出来ます。氷は溶ける時が一番冷たくなると言われています。
当てっぱなしではなく氷でマッサージします。
冷却後身体の反応により赤みが起こります。
発赤といわれるものですが、血管が拡張しているサインです。
当院の治療もそうですが、血管の収縮作用と拡張作用をうまく使う事で早期改善が可能です。
メモ
身体は血流がなければ、治癒を遅延させてしまうばかりか治りません。そのため対症療法(薬や湿布)だけでは、再発の恐れもありますし、根本的に治すのであれば徹底的に全身の血流を改善させる方法を選択するべきです。
世の中にある民間療法といわれる治療のほとんどは血流改善作用が起こり治癒を早めます。下手な治療をうけるよりよっぽどアイシングした方が効果があるかもしれません。
アイシングの時間
10~15分を目安に行いましょう。連続して長い時間やる必要はありません。
冷却療法(アイシング)の効果
- 血管拡張作用
- 血流改善
- リンパの促進
- 腫脹むくみの軽減
- 疼痛緩和
- 自律神経の調整作用
アイシングの効果を高める方法&注意
アイシングすることで血流が改善し治癒を早めてくれますが、効果を最大限引き出す為の方法を紹介します。
ストレッチを併用する。
ストレッチは一時的に血管を収縮させます。血管を収縮させた状態でアイシングする事で筋肉を弛緩(柔らかくなる)させることが出来ます。筋肉のポンプの働きを高めることで血流を促し治癒を早めることが出来ます。
ストレッチが難しい部位の場合にはアイシング前後にストレッチを併用しても大丈夫です。
注意①強く当て過ぎない
マッサージしようと強く当て過ぎる必要はありません。仮に当て過ぎた事により筋肉に痛みが出ても、継続して2~3日アイシングする事で改善します。
注意②凍傷に気を付ける
凍傷には気を付けましょう。時たま、さすったりこすったりすることで、皮ふについた霜を取り払う事で凍傷の危険をぐっと下げることができます。
注意③タオルの上から当てる
冷たいからといってタオルの上から当てると思うように冷却の効果が得られない可能性もあります。冷たいけれどもしっかり効果のあるやり方で行いましょう!
自宅でセルフケアしましょう!