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肉離れはストレッチはしてもいいですか?

肉離れはストレッチしてもいいですか?

肉離れで最も注意すべき点の一つがストレッチです。

ストレッチは筋肉を伸ばすための方法として一般的に推奨されますが、間違ったやり方で行うと、筋線維が損傷し、肉離れを引き起こす可能性があります。逆に、正しい方法で行えば、ストレッチは肉離れの予防に役立つこともあります。

間違ったストレッチが原因の肉離れ

特に、太ももの裏側の内側、ハムストリングを無理に伸ばすことで筋線維が損傷しやすいです。この損傷が繰り返されることで筋線維は癒着し、修復が進まず、治癒が停滞してしまいます。この状態では筋肉の弾力性が低下し、筋線維が収縮する際の負荷に耐えられず、結果として再度損傷してしまうことがあります。

さらに、弾力性が欠如すると、筋繊維やコラーゲン繊維の緩衝効果が失われ、摩擦抵抗が高まり、肉離れを引き起こしやすくなります。

肉離れの際のストレッチの重要性

では、肉離れを起こした際にストレッチをしても良いのでしょうか?

答えは**「正しく行えば大丈夫」**です。

ストレッチによって筋線維を伸ばすと、当然痛みを伴うことがありますが、筋線維の弾力性が低下し、内出血が癒着してしまうことの方が、治癒期間を長引かせる要因となります。治癒を促すためには、筋線維の癒着を避け、早期に筋線維の再生を進めることが大切です。

正しいストレッチで治癒をサポート

筋肉の修復を促進するには、血流を増やし、常に自然に血液が巡る状態を維持することが必要です。これにより、筋肉の弾力性が回復し、代謝が活発に働く環境が整います。結果的に、肉離れの治癒が早まります。

結論

肉離れの治療中でも、正しい方法であればストレッチを行っても問題ありません。筋線維の弾力性を回復させ、血流を促進するためには、適切なストレッチが効果的です。ただし、無理に筋肉を伸ばすのではなく、徐々に筋肉をほぐすように慎重に行うことが重要です。

正しいストレッチを実践し、肉離れの早期回復を目指しましょう。

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