静的ストレッチでは筋肉を伸長させ悪質な筋線維の再生を促すことを目的としたものですが、動的なストレッチでも同様に筋線維を収縮させ悪質な筋線維の再生を促すことを目的としたものです。動的なストレッチというと関節を動かし、関節の可動域を広げるようなやり方を良く目にしますが、それは筋線維に対しての筋ストレッチとは異なり、関節に対しての関節ストレッチとなり、動的なストレッチの第一の目的は筋線維の再生である必要がありますので、順序が違います。
- 筋ストレッチ
- 関節ストレッチ
筋ストレッチを行ってから関節ストレッチを併用する事をお勧めいたします。順序を間違え関節を痛めている方が多いです。無理なストレッチは関節の変形を招き、選手生命を縮めますので、特に注意して下さい。テレビやメディアのいうことをそのまま鵜呑みにするのではなく、様々な知識を得ることが大切。
特に重要動的ストレッチでは、筋線維を収縮させるのですが、実は筋線維のレベルでは筋線維同士が引っ張り合い、伸長させるストレッチが加わるのです。なので基本的には、動的ストレッチも静的ストレッチも筋線維が伸長されることで、悪質な筋線維を断ち良質な筋線維を再生させる効果に変わりはありません。
動的ストレッチの臀部のやり方の例
動的ストレッチを筋線維に効かせるには筋線維を収縮させる必要があります。そのためお尻のストレッチでは下記のような⓵⓶のストレッチを繰り返し行うことで筋線維を収縮させストレッチをかけるやり方があります。⓷はお尻の静的ストレッチのやり方です。動的ストレッチと静的ストレッチを組み合わせることで相乗効果も期待できます。