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スポーツ外傷

シンスプリントについて

2020年4月28日

シンスプリント(骨膜炎)は主に下腿の脛骨の内側の下3分の1に発生する骨膜の炎症のことをいいますが、時に脛骨の上方や損傷度合いにより、筋腱膜、骨膜、疲労骨折と重症化して行きます。

多いスポーツにはバスケや陸上、男女比としても経験上女子に圧倒的に多い疾患です。

シンスプリントの特徴

~圧痛部で異なる損傷度合い(目安)

骨膜炎のイラスト

 

シンスプリントと思っていても骨膜の炎症だけでなく骨自体に骨折を起こしているかもしれません。というのも、骨が剥がれてその上に内出血をつくり、更に剥がれて内出血を作るといったミルフィーユ状に疲労骨折を起こしている事があります。レントゲン上ではわかりにくく、シンスプリントと思っていても歩く時の痛みも併発していれば、疲労骨折を疑いまずは安静・冷却・柔軟性の確保に努めるべきです。

シンスプリントの重症度

重症度 症状 損傷部位
軽度(腱膜炎) 運動時の痛みはないが押す痛みがある。 腱膜
中度(骨膜炎) 運動時に痛みがある運動後歩行時は痛みがあまりない。 骨膜
重度(骨折) 運動時も痛く歩行するだけで痛い。

レントゲン検査は必要?

のもし疲労骨折がきになるようでしたら、まずは圧痛部を自身で把握し、明らかに骨上に異常な痛みがある場合には、疲労骨折を疑い、レントゲン検査を行うのもご検討下さい。但し、レントゲンで必ず骨折部が写るとは限りません。レントゲンの角度を意識して骨折を疑い適切な角度でレントゲンをとる必要があります。

 

シンスプリントの原因

原因を探せば多数の要因が重なり併発している事が多いです。女子の場合にはホルモンの影響をうけやすく、骨折に至る事が多いと思います。

考えられる原因

  • 柔軟性の低下
  • 足底の歪み
  • 骨盤の歪み
  • 重心の崩れ
  • 脚のむくみ
  • 筋腱の緊張
  • 血行不良
  • 自律神経の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 過労

などいくつかの要因が重なり痛みを伴います。

その中でも、足底の歪みや脚のむくみは特に意識し改善する必要があります。

 

シンスプリントの治療

対策 当院の考え
運動 早期改善には運動を控える方がいいでしょう。当院でも運動を継続しながら改善させていく事はありますが、やはり時間がかかり、本人のメンタル的にも宜しくない印象です。治す時にしっかり治し、再発を抑制するための運動療法を行っていきながら治療に専念する方が良いでしょう。
施術 上記で説明した原因を改善していきます。必要なストレッチ方法や炎症を抑制させる治療を中心に1~2カ月で完治を目指し、競技復帰を目指します。(試合が近いなど競技生活も残り少ないなど選手の方向性を尊重しながらベストを探ります。)
ストレッチ シンスプリントにはストレッチは有効です。筋腱の緊張や筋肉のポンプの働きが低下を起こし、炎症の停滞や骨に負担がかかりやすくなり、痛めているケースが多いです。シンスプリンに有効なストレッチは多くありますが、殿部から足先までしっかりストレッチをかけ足底の歪みや筋肉の正常な機能を取り戻す事が出来れば大抵の場合には痛みはなくなり、再発を防ぐことが出来ます。
食事 食事で意識する事は、明らかに運動量に対する栄養不足が深刻です。栄養不足により骨から栄養が取り除かれる状況であれば骨折しやすいのは当たり前です。特にタンパク質不足は成長過程において様々な問題を引き起こしやすくなります。甘いものを欲する状態や偏った栄養では、治癒にものすごく時間がかかり再発を招きます。

当院でも多くのシンスプリントを治療してきました。簡単に治るものは少なく、再発を防ぎ、競技を気持ち良くプレイする事が出来る為には、患者さんとの信頼関係や協力が欠かせない疾患です。

どこに行っても治らない場合には、まずは上記の問題を自身で探り、運動・施術・ストレッチ・食事全てを意識した方法で改善に挑み早期改善を目指す必要があります。

競技しながら治す

競技しながら治すという選択はベストではありません。なぜなら時間がかかるからです。施術において一番の問題は時間がかかることに対して、精神的についていけるかどうかという事もあります。しっかり改善させなくては、再発しやすい疾患のひとつです。

但し、競技しながら治したいという要望であれば、その要望に応えるのが施術者の力の見せ所ではあります

シンスプリント
シンスプリントの治療経過報告

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