その治りきらない痛みや、繰り返す捻挫癖。本当の原因は、見過ごされた「腱」や「骨膜」の損傷、そして身体全体の歪みにあるかもしれません。
【はじめに】その足首の痛み、こんな不安はありませんか?
- 「一度捻挫してから、ずっと足首に不安感が残っている…」
- 「腫れは引いたはずなのに、なぜか痛みが治りきらない」
- 「なぜ、自分だけ何度も同じように足首を捻ってしまうのだろう…」
多くの方が経験する「足首の捻挫」。しかし、その処置が「骨に異常はないから、シップで安静に」だけで終わってしまい、根本的な原因が解決されないまま、長引く痛みや「捻挫癖」に悩まされているケースが非常に多いのです。

【そもそも】あなたの「捻挫」とは、どのような状態か?
一般的に、捻挫は「靭帯損傷」と言われます。しかし、当院では、それは捻挫という現象の、ほんの一側面に過ぎないと考えています。
捻挫の本質は、「ひねった」という動作によって引き起こされる、足首周辺組織の『複合損傷』です。
靭帯だけでなく、
- 腱(前脛骨筋腱、腓骨筋腱など)
- 骨膜(骨を覆う膜)
- 滑液包(関節の潤滑袋)

といった、複数の組織が同時に損傷していることがほとんどです。特に、強い腫れや内出血は、靭帯よりも、腱や骨膜の損傷によって引き起こされることが多いのです。 整形外科で「骨折はないから、捻挫ですね」と言われたとしても、それは「レントゲンに映る範囲では、骨に異常はない」ということであり、これらの軟部組織の損傷が見過ごされている可能性が十分にあります。
【なぜ?】「あなた」に捻挫が起きた、本当の理由
では、なぜあなたの足首は、捻挫しやすい状態になってしまったのでしょうか。 その背景には、足首以外の場所に、根本的な原因が隠されています。
- 身体の硬さと、自律神経の乱れ(最重要)
- そもそも、なぜ身体が硬くなるのでしょうか?私たちは、その根底に「自律神経の乱れ」があると考えています。自律神経が乱れると、全身の血行が悪くなり、筋肉や腱は弾力性を失って硬くなります。この「身体の硬さ」こそが、捻挫を起こしやすく、かつ治りを悪くしている、最も大きな原因なのです。
- 過去のケガによる、癒着と機能低下
- 一度でも捻挫をすると、損傷した腱などの組織は、完全には元に戻らず、硬い別の組織(瘢痕組織)に置き換わってしまうことがあります。この「癒着」が、足首の可動域を低下させ、再発のリスクを飛躍的に高めてしまうのです。
- 姿勢や、身体の使い方の問題
- もちろん、身体全体の歪み脚の長さの違いや、歩き方の癖が、足首に過剰な負担をかけていることも、言うまでもありません。
- もちろん、身体全体の歪み脚の長さの違いや、歩き方の癖が、足首に過剰な負担をかけていることも、言うまでもありません。

【どのように】当院の「3つの特長」が、捻挫の根本原因を見抜きます
私たちは、この複雑な原因を特定するために、独自の「3つの特長」を用いて、あなたの足首を多角的に分析します。
「プランA/B」で、あなただけのゴールを設定します
「まず、この腫れと激しい痛みを取り除き、歩けるようになりたい」(プランA)という短期的な目標から、「もう二度と捻挫を繰り返さない、強い足首を作りたい」(プランB)という長期的な目標まで、あなたの希望を尊重し、最適な計画を一緒に立てます。
「10個の姿勢分析」で、隠れた身体の歪みを可視化します
なぜ、あなたの足首にばかり負担がかかるのか?その原因である、骨盤の傾きや身体の捻じれといった、あなた自身も気づいていない「身体の癖」を、客観的な事実として見つけ出します。
「首からの自律神経アプローチ」で、身体の「質」を変えます
捻挫しやすい「身体の硬さ」や、治りの悪さの根本原因である、自律神経の乱れに、私たちは首からアプローチします。これにより、全身の血行が改善し、損傷した組織の修復を早め、捻挫しにくい、しなやかな身体の土台を作ります。
【どうやって】当院の具体的なアプローチ
上記の分析に基づき、あなただけのオーダーメイドの施術を組み立てます。
- 固定と運動療法の、最適なタイミング指導
- 「絶対安静」は、時に関節の癒着を招き、回復を遅らせます。いつまで固定し、いつから動かし始めるべきか。その最適なタイミングを、あなたの身体の状態に合わせて、的確に見極め、ご指導します。
- 急性期の的確な処置(アイシングとハンド照射)
- 炎症を最小限に抑え、内出血が深部で固まってしまう(癒着)のを防ぐため、軽いストレッチを組み合わせた、効率的なアイシングを指導します。同時に、近赤外線の光を照射し、損傷した腱や骨膜の修復を、細胞レベルから促進させます。
- ハンド照射手技療法
- 痛みが落ち着いてきたら、光のエネルギーで組織の**「弾力性」**を高めながら、的確な手技で、硬くなった腱や、動きが悪くなった関節にアプローチし、後遺症が残らないように、本来の機能を取り戻していきます。


「たかが捻挫」と放置してしまうと、その小さな損傷が、将来的に膝や股関節、さらには腰の痛みにまで繋がることがあります。大切なのは、「どの組織が、どの程度損傷しているのか」を正確に見極め、適切な処置を、適切なタイミングで行うことです。 その一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。
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