肉離れが繰り返される理由を知り、根本的に対処しましょう!
ポイントは4つ
- 運動方法の問題
- ストレッチの問題
- 姿勢の問題
- 座り方の問題
肉離れは一度起こすと再発しやすいケガの一つです。「どうして何度も肉離れを繰り返してしまうのか?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。このブログでは、肉離れを繰り返す主な原因や予防方法を詳しく解説します。運動や姿勢の見直しを通じて、再発しない健康な体を手に入れましょう!
肉離れを繰り返す原因とは?
肉離れを繰り返す場合には様々な要因が隠れています。その要因を正確に見つけるためには、専門家に委ねることが大切です。まずは自分でできる取り組みとして運動の見直しをしてみてください。
無理な運動やストレッチが原因に
無理な運動が筋繊維に負担をかけるだけでなく、脊柱(特に腰椎)に過剰なストレスを与えることで神経系にも影響を及ぼします。
例えば、スクワットやデッドリフトのような腰に負荷のかかる運動は、腰椎に影響を与え、以下のような部位に肉離れを誘発する可能性があります
- 仙椎 →アキレス腱の緊張⇒ 下腿(下3分の1)での肉離れ
- 腰椎4番の負担 → 大腿四頭筋の筋緊張による肉離れ
- 腰椎5番の負担 → ハムストリングの筋緊張による上部の肉離れ
肉離れを繰り返す場合には単に肉離れを治せばいいわけでなく、原因に対してしっかり取り組むことで肉離れを予防することが出来ます。
そのストレッチ可動範囲を超えていませんか?
筋肉や関節の可動域を超えたストレッチは、筋繊維を破壊し、関節の位置異常を引き起こす恐れがあります。
例:内転筋のストレッチ
構造的に可動域を超えたストレッチを行うと、股関節や腰に長期的なダメージを与える可能性があります。筋繊維が回復しないまま無理を続ければ、肉離れを繰り返す原因となります。
ストレッチは正しい方法で行うことが重要です。しかし、世の中には誤った情報も多いため、専門家に相談して正しいストレッチ方法を学ぶことをおすすめします。
姿勢や座り方に問題はありませんか?
繰り返しになりますが、腰椎や仙椎の問題は下肢に影響を与えます。意外かもしれませんが、普段の姿勢や座り方も肉離れを引き起こす要因となります。特に、尾骨で座る癖がある場合には要注意です。
座る時に尾骨に圧をかけるような姿勢は、筋肉に余計な緊張を生じさせてしまいます。そのまま運動を行えば、筋肉はストレスを受け痛めるリスクが高まります。腰掛ける時には、尾骨ではなく、坐骨に圧をかけて座ることが大切です。そして、無理に背筋を伸ばそうとせず自然に上体が起き上がる姿勢を心掛けましょう。
肉離れを治すためのアドバイス
隠れた原因を見つけるには?
肉離れを根本から防ぐためには、運動や姿勢、柔軟性など多角的に問題を分析する必要があります。
現代医療だけでは対処が難しい場合もあり、身体全体を評価できる専門家の診断を受けることが有効です。触診や動きの評価を通じて、筋肉の硬さや骨格の歪みなどを特定することができます。
エコー診断ではなく、どのような方法で隠れた原因を特定することができるのでしょうか?
エコー診断だけでなく、触診や動きの評価を行うことで、筋肉の硬さや骨格の歪みなどを特定できます。専門家の診断を受けることをおすすめします。
肉離れを繰り返す主な原因は無理な運動やストレッチとのことですが、具体的にどのような動作や習慣がリスクを高めるのでしょうか?
当院で来院される例では、ヨガや体操教室で無理に背筋を伸ばしたり股関節周りを伸ばした場合に、痛みを訴え来院するケースや器具を使ったアキレス腱伸ばしもまた肉離れのリスクを高めます。
運動やトレーニングの見直しをする際、具体的にどのようなポイントを意識すれば予防に効果的なのでしょうか?
まず腰部に負担をかけていないか慎重に判断してください。痛みが出てないから腰部は大丈夫ではなく、腰の神経症状は下肢に先に症状を出しています。下肢に筋緊張やむくみ、だるさが生じている時点で腰部の影響はすでに表れています。