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オスグッド成長痛

『オスグッド』予防しながら早く治すには

2024年11月2日

オスグッドは牽引性の成長痛であり、中学生の成長期に多い疾患であることはご存知の方も多いと思いますが、根本原因についてはまだまだ周知されてはいません。

そのため、ほとんどの場合に、『成長期だから仕方ない』『痛みが引くまで安静に』あまり意味のないバンドでのサポーターで対処されることがほとんどだと思います。

オスグッドは、基本的に予防しながら治すことが必要であり、予防するには、なぜ自分だけオスグッドになったのかという根本原因について知る必要があります。

オスグッドの原因は以下のようなものが考えられます。

  • 巻き型などの肩の位置が悪く姿勢が悪い
  • 手足が冷え循環障害を来たしている
  • 脚の長さや肩の高さが違う
  • 身体が硬くなってきた
  • 上記の状態で運動を続けることが更に状態を悪化させる

オスグッドの対症療法について

オスグッド写真

対症療法では、患部の炎症を抑制させることが必要です。

炎症を抑制させることが対症療法でなくてはならないため、サポーターをする、痛み止めのシップを張るなどの処置は、状態を悪化させかねませんので、特に注意が必要です。

炎症を抑制させるには、アイシングや安静などの方法です。
または、患部以外のストレッチにより血流を良くすることも大切です。

ただ、血流を良くしようと思って、患部をもんだり、無理にストレッチを掛ける行為は、炎症を招き状態を悪化させかねませんので、こちらもご注意ください。

オスグッドの原因療法について

オスグッドの痛みを根本から改善するには、ひとりひとり違う原因に対して取り組む必要があります。

原因はひとりひとり違うということが大切で、皆、同じやり方でオスグッドを治すことは出来ません。
それはオスグッドだけでなく、すべての疾患にいえることです。

姿勢が悪いことがオスグッドの原因になる理由

なぜ姿勢が悪いとオスグッドなどの成長痛を起こすかというと、例えば、巻き型で肩の位置が問題があるだけで、身体は正常に生理的な機能を維持することは出来ません。

例えば、右肩が前に入るような身体の歪みを伴っている場合には、肩関節の動きだけでなく、右股関節の動きも、右膝の動きも悪くなります。
具体的には、股関節は曲げにくくなり、膝は伸びにくくなります。その理由も難しくはありませんが、言葉で説明するより体感してもらった方が早いと思います。

そのような姿勢の状態で無理に運動をするから悪化する

基本的に姿勢が悪いことに気付かずに運動を続けることが問題です。
本当は、運動をする前に生理運動をしっかり行い、姿勢や可動域を正常に戻すことが出来ればいいのですが、より専門的な知識が必要であり、専門家でなくては取り組めない問題です。

また、ネットにあふれている情報は、残念ながら間違えた情報が多いのでむやみに下手なことをすると悪化しかねません。

私としては、信頼できる人に頼り、運動に集中できる環境をつくったほうがいいと思います。

そのため、お子さんがあちこち痛みを伴っている場合や身体が固くなってきた場合には、それは身体を知らせてくれる重要なサインです。
なるべく早めに対症療法ではない専門家に見てもらいましょう。

当院の対応とオスグッドへの施術と重要まとめ

膝痛オスグッドへの光照射の様子です。
  • 当院では対症療法と原因療法を組み合わせた施術を行います。
  • 根本原因は一人ひとり異なるために、問診視診触診により状態をしっかりチェックしましょう
  • 姿勢や歪みの問題で、関節の動きが悪くなることで負荷がかかり炎症することで発症します。
  • 姿勢が悪い場合に、末端の血流も悪く手足が冷えやすいことも治りが悪くなる原因のひとつです。
  • 原因に対して取り組むことで、子供の成長に繋がります。
  • 痛みが出ない体は、子供運動能力を高める最も基本的なことです。
  • 運動は成長のためにやるものであり、痛みは成長を阻害するという考えをもちましょう。

しっかり原因を突き止めることが出来れば、成長に繋がる第一歩となり、身体は軽くなり競技力もあがり、身体と心の成長に繋がるはずです。

  • この記事を書いた人
バスケットボールイラスト

【柔道整復師】 熊谷 卓眞(kumagai takuma)

「施術の本質を追求し続け、長い探求の末にようやく辿りついた入り口の扉。今後は多くの人々の健康に寄与できるよう、積極的に知識と経験を発信していきます。」

-オスグッド成長痛

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