腰・背中の痛み(ぎっくり腰、神経痛含む) 自律神経の働き

その慢性腰痛、本当に「腰」だけが原因ですか?

2025年6月9日

はじめに:その長引く腰痛、諦めていませんか?

「治療した直後は少し楽になるけど、またすぐに元に戻ってしまう」 「日によって痛む場所が違う。右だったり、左だったり、なんだかハッキリしない」 「立っていると辛い、でも座っていても楽なわけじゃない」

長年、慢性的な腰痛に悩むあなたは、こんな経験を繰り返してはいないでしょうか。マッサージ、整体、鍼、あるいは有名な先生の施術や○○療法…。様々な治療を試しても、一時的には解消しても根本的にはなにも変わらない。そして、心のどこかで「もう、この痛みとは一生付き合っていくしかないのか」と諦めかけているかもしれません。

実は、当院も過去、そのような患者様を完全に改善へ導くことができず、悔しい思いをした経験があります。なぜ、私たちの技術をもってしても、治しきれない腰痛があるのか?その問いと向き合い続けた結果、一つの「答え」にたどり着きました。

それは、多くの慢性腰痛の「本当の原因」は、腰にはない という事実です。

あなたの身体に起きている、足のむくみ、背中のハリ、手足の冷え、原因不明の不調…それらは全て、腰痛と深く、深く繋がっています。この記事では、なぜあなたの腰痛が治らなかったのか、その本当の理由と、今度こそ根本改善に至るための「新たな視点」をお伝えします。

一般的な見解と「本当の問い」

一般的に、腰痛の原因は「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」、あるいは「筋肉の緊張」や「骨盤の歪み」などと説明されることが多いでしょう。もちろん、それらも痛みの要因の一つではあります。

しかし、そのような結果的に見つかったものですら、それが腰痛の直接的な痛み原因であるかどうかは別問題です。

ここで一つの「問い」が生まれます。

  • 「なぜ、あなたの身体は、ヘルニアになったのか」
  • 「なぜ、筋肉が緊張しているのか」
  • 「なぜ、骨盤が歪んだままになってしまっているのか」

結局、画像診断はこのなぜを突き詰めてい

ないので、今ある結果を画像として診断し、こうなっているため、痛いのではないでしょうか」という推測を示すものです。その結果に対して、シップを張ったり、薬を飲んだり、最終的には注射や手術などで対処している事実にまずは患者自身が目を向け取り組む必要があります。

本当の問いは、「腰に何が起きているか」ではありません。 「なぜ、あなたの身体は、腰に負担をかけざるを得ない状態になっているのか?これこそが、私たちが向き合うべき本質です。

当院が考える「根本原因」:腰ではなく「自律神経」の機能不全

重要長年の臨床経験と探求の末、くまのて接骨院がたどり着いた答え。それは、多くの慢性腰痛の根本原因が「自律神経の物理的な機能不全」にある、ということです。

多くの方が「自律神経の乱れは、精神的なストレスが原因だ」と考えています。しかし、当院では、それを解剖学・生理学に基づいた物理的な問題として捉えます。

当院では、自律神経の働きを「水道の蛇口」のメカニズムに例えて説明しています。

自律神経は主に蛇口のような関係です。例えば、温かいお湯を出す蛇口と冷たい水を出す昔のような蛇口構造です。常に水がでていますが、一方が壊れていたら水は急に温かくなります。温かくなりすぎた水を調整しようとしても一方の蛇口がうまく機能しないため急に水を多く出し、今度は冷たくなりすぎ、そして温かいお湯を更に出したり、水の量を調整したりしてるので、微調整が効かずに乱れている状態です

このように自律神経は、身体の恒常性を保つうえで重要な働きをしていますが、自律神経を整えるとなるとなぜか、精神的な要因にばかり目を向けられ、それが精神でコントロールされているかのような表現が多く見られます。この自律神経の視点を持つことこそが、あなたの腰痛を治すための、最初の一歩となります。

なぜ?「首→胃腸→腰」負の連鎖メカニズム

では、なぜ自律神経の機能不全が腰痛を引き起こすのか。その代表的な「負の連鎖」を解説します。

特に重要なのが、首の奥深くを通る「迷走神経」です。

自律神経
  1. 首の問題
    • 猫背やストレートネックなどで首周りの筋肉が硬くなったり(弾力性が失われる)、写真のように首の前に深いシワができる人が多いですが、これが問題となり迷走神経が物理的に圧迫されます。
  2. 胃腸の不調
    • 迷走神経の働きが悪くなると、胃腸の機能が低下し、便秘や下痢、胃の張りといった症状が現れます。
  3. お腹の圧迫
    • 消化機能が落ちると、お腹が前に出たり、胃が下に落ちたりして、足の付け根(鼠径部)を内側から圧迫します。
  4. 足のむくみ・股関節の硬化
    • 鼠径部が圧迫されると、足への血流やリンパの流れが滞り、足がむくみます。同時に、股関節の動きも悪くなります。
  5. 腰への複合的な要因が増加
    • 循環障害、神経障害、姿勢の悪化、股関節などの関節の動きの悪により、身体的機能が損なわれることで腰に負担がかかり痛みを脳が認知することになります。その結果、あなたの身体は慢性的な腰痛を発症するのです。

この「首の問題」が「腰の痛み」を作り出すという負の連鎖こそが、多くの治らない腰痛の複合的な要因のひとつとなるわけです。

どうすれば?当院のアプローチとセルフケアのヒント

この負の連鎖を断ち切るために、当院は腰だけを揉んだり、骨盤だけを矯正したりはしません。あなたの身体のサインを「10個の姿勢分析」などで正確に読み解き、大元である首周りの弾力性を回復させ、自律神経の物理的な圧迫を取り除くことから始めます。

例えば、「長時間の運転で決まって腰が痛くなる」という方がいます。これも、元々この負の連鎖によって股関節が硬くなっている人が、運転姿勢でさらに腰に負担を集中させている結果です。

運転後だけ腰が痛むという腰痛
運転後など特定の動作で痛みを伴う例

あなたに今日からできるセルフケアのヒントは、「腰以外の自分の状態に目を向ける」ことです。腰痛を感じた時、「腰が悪い」と思うのではなく

  • 「もしかしたら、首が凝っていることと腰の痛みが関係あるかもしれない」
  • 「最近、お腹の調子が悪かったことと腰の痛みは関係あるのかもしれない」
  • その他に
    「前よりふくらはぎが太く浮腫んでいる」
    「喉の詰まりがある」
    「嗄れた声が元に戻らない」
    「お腹が前に出て来た」

と、ご自身の身体の他の不調に目をむけてみてください

その「気づき」こそが、「自分を知る」第一歩であり、根本改善に不可欠なプロセスです。

ただ、腰が痛いといわれて来院されるよりも様々な不調を知らせてくれた方が施術の効果効率が断然上がるのもそういう理由です。

まとめ:終わらない腰痛に、終止符を。

あなたの長引く腰痛は、あなたが悪いからでも、年のせいでもありません。それは、身体が出している「複雑に絡み合った不調のサイン」であり、その原因は必ず腰以外の場所に隠されています。

もう、「腰が痛いから腰を治す」という対症療法を繰り返すのはやめにしませんか?

当院は、あなたの身体のサインを正確に読み解き、なぜそうなったのかという根本原因をあなたと共有し、改善への道を「二人三脚」で歩んでいくことをお約束します。

諦める必要は、ありません。本当の原因と向き合えば、その痛みは改善できます。 今度こそ、その腰痛に終止符を打ち、心身ともに健康な毎日を取り戻しましょう。


根本原因を「理解したい」あなたへ – 改善のための「次の一手」を準備中です

ここまでお読みいただき、あなたの長引く腰痛の「本当の原因」が、腰以外にある可能性に気づいていただけたかと思います。

現在、この記事で解説した理論に基づき、ご自宅で専門的なケアを安全かつ簡単に実践できる、当院独自の『「喉を鍛え、自律神経を整える」根本改善メソッド』を、有料コンテンツとして準備しております。。

間違った自己流のケアで症状を悪化させることがないよう、専門家の知見を詰め込んだ、あなたが迷わず実践できる内容となる予定です。

コンテンツの完成まで、今しばらくお待ちください。

特に以下のような不調を伴い慢性腰痛も患っている方におすすめです。

  • 下痢をしやすい
  • 肩の高さが違う
  • うでやふくらはぎが浮腫む
    または指摘される
  • 頭痛がたまにある
  • 座っていることが多い
  • 首の前にシワがある
  • 首が浮腫んでいる

など、まずは自律神経にアプローチする本当に簡単な方法をお教えします。

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