胸の前にある胸筋をしっかり伸ばす事で良い姿勢を維持する事にも繋がりますし、顔周囲の血流も良くなり顔周りのむくみ解消にも役立ち美容健康にも欠かす事が出来ない筋肉です。
胸筋は2種類
- 大胸筋
- 小胸筋
肩甲骨の烏口突起に付着するということがポイントです。
胸筋は縮こまりやすい
生活習慣で肩が前に入る姿勢を維持している事が多いと胸筋は簡単に縮こまります。縮こまりから背中の丸まりを起こし、股関節や腰にも影響を与えます。
背筋を伸ばすのではなく、胸を開くというアドバイス
子どもに背筋を伸ばしなさいと叱りつけたことはありますか?背筋を伸ばすというのは、言葉にすると背中を伸ばせばいいのだなと思うのですが、実は結構無理な姿勢になります。
背筋を伸ばせだけではなく、胸を開きなさいとアドバイスしてみてはいかがでしょうか?肩の位置を意識するだけでも自然と姿勢は整い、無理に背中が緊張する事もありません。
大胸筋のストレッチ方法
壁の角を使うとやりやすいです。
- 右肘を肩の高さに持っていきます。
- 胸を開くようにします。
- 半歩前に進み足の向きを左に向けます。
- 顔や目線もしっかり向けることで奥まで筋肉が伸びるようになります。
壁の方に胸を近づけるようにすると更に伸びます。
胸筋のストレッチの効果
胸筋が縮こまると思うわぬ悪影響があります。
それは・・股関節の可動域に影響を与えるということです。上の胸筋のストレッチを行う前に股関節の開き具合をチェックしてみると良く分かります。
右の股関節の開きが悪い場合には、右の胸筋のストレッチを行うと開きやすくなります。多くの場合に股関節の可動域を拡げようと、股関節のストレッチをしてもあまり効果はないばかりか逆に筋肉や関節を痛め来院するケースも多々あります。
その都度、股関節の可動域を拡げる為には他の部分のストレッチや姿勢が大切ですという話をし、胸筋部の施術を行うと、すぐに開きが改善する為にびっくりされます。