

はじめに:「年のせい」「変形のせい」と、諦めていませんか?
- 「なんだか膝が完全に伸びない…」
- 「無理に伸ばそうとすると、膝の裏や奥に痛みや違和感がある…」
整形外科で、「軟骨がすり減っている」「変形しているから仕方ない」と言われた。あるいは、「膝に水が溜まっている」と診断された。 そして、太ももの前の筋肉を鍛えるリハビリや、自己流のストレッチを試しても、一向に改善しない… もし、あなたがこのような状況にあるのなら、この記事はあなたのためのものです。なぜなら、そのアプローチは、そもそも本当の原因に届いていない可能性が高いからです。
よくある「見立て違い」:なぜあなたの膝は良くならないのか?
ケース1:整形外科で言われる「構造の問題」という説明
多くの場合、膝の痛みの原因は「変形」や「軟骨のすり減り」と説明されます。しかし、考えてみてください。もし、それだけが原因なら、なぜ痛みの強さに日によって波があるのでしょうか?なぜ、変形していても全く痛みのない人がいるのでしょうか? 私たちは、それらの**「構造の変化」は、あくまで結果であって、あなたの「膝が伸びない」という症状の直接的な原因ではない**ケースがほとんどだと考えています。
そもそも変形するから炎症するのではなく、炎症するから変形するのです。
ケース2:自己流で陥りがちな「筋肉の問題」という思い込み
膝が伸びにくいと感じた時、多くの方が「太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬いからだ」と考えがちです。しかし、本当にそれが原因なら、ストレッチをすれば少しずつでも改善していくはずです。 もし改善が見られないのであれば、それは身体が発している「原因はそこじゃない」という、極めて重要なサインなのです。
本当の原因を探るヒント:当院ではこう診ています
当院では、膝に痛みや違和感がある場合、レントゲンに映る骨や軟骨だけを見ることはありません。まず必ず、膝の上下にある関節、つまり**「足首」と「股関節」**の動きを徹底的にチェックします。
さらに、痛い側(患側)と、痛くない側(健側)の動きを比較します。 そうすると、ほとんどの場合、膝が伸びない本当の原因は、変形した骨でも、太ももの前側でもなく、硬くなった太ももの裏側(ハムストリングス)や、ふくらはぎの筋肉にあることがわかります。
これらの筋肉が、あなたの膝がまっすぐ伸びるのを阻害しているのです。この「見立て」を間違えているため、いくら見当違いの場所をケアしても、あなたの膝は伸びるようにならないのです。
なぜ、正しい「見立て」が必要なのか
本当の原因を見つけ出せずに、自己流のケアを続けることには、多くのリスクが伴います。
- 時間の無駄になる: 効果のないケアに、貴重な時間を費やしてしまいます。
- 症状を悪化させる危険: 間違ったストレッチが、原因となっている筋肉の微細な損傷を広げてしまう可能性があります。
- 他の部位に不調が広がる: 膝をかばうことで、股関節や腰にまで新たな痛みが生まれることがあります。
まとめ:あなたの膝を守るために、一番大切なこと
膝が伸びないという症状は、身体の仕組みを正しく理解し、本当の原因を見つけ出すことで、改善への道筋は必ず見つかります。大切なのは、最初の「見立て」を間違えないことです。
もし、あなたが「もう治らない」と諦めかけ、長引く膝の不調を本気で改善したいとお考えなら、まずは当院の施術方針や考え方を知ってください。 以下のページでは、当院がどのように膝の痛みに向き合い、根本原因にアプローチしていくかを詳しく解説しています。あなたの膝の悩みを解決するヒントが、きっと見つかるはずです。