「朝起きたら首が回らない、そんな経験はありませんか?」
その原因は人によって異なり、正確な診断が難しいケースもあります。症状の早期改善には、個別の原因に合わせた施術が必要です。本記事では、寝違えの主な原因や当院での対処法、セルフケアのポイントについて解説します。
寝違えの原因は何の炎症か?
医療的にも寝違えの明確な原因はわかっておらず、また一人ひとり異なるため特定が難しいことがあります。そのため、施術者によって原因の捉え方や対処法は変わりますが、正確な原因を把握することで早期改善が可能になります。
寝違えの主な原因のチェックポイント
寝違えの直接的な原因としては、以下のような筋肉や神経、滑液包の状態が考えられます:
- 胸鎖乳突筋や僧帽筋の過緊張
- 肩甲骨上角部の滑液包の炎症・腫れ
- 副神経、肩甲上神経、肩甲背神経の影響
片側の症状が多く見られ、可動域が制限されており、それ以上動かそうとすると激しい痛みが生じることが特徴的です。また、寝違えは女性や痩せ型の男女に多く見られる傾向があります。
副神経などの神経的な炎症の注意
寝違えの原因として重要なのは、脳神経の一つである副神経の影響です。この神経は、首から上行して頚静脈孔を通り、胸鎖乳突筋や僧帽筋に働きかける運動神経です。
副神経と共に、迷走神経や舌咽神経も頚静脈孔を通ります。喉のかすれや声の出しづらさなどが伴う場合には、副神経の関与を疑い、上部頸椎や後頭骨周囲の緊張を緩和する必要があるでしょう。
肩甲骨周辺のケアが鍵
多くの寝違えのケースでは、肩甲骨上角周囲の炎症や腫れを改善することが症状軽減に繋がります。特にこの部位に圧痛が見られるため、当院ではこのエリアを中心に施術を行います。
寝違えの間接的な原因と予防法
寝違えの症状は複合的な要因によって引き起こされることが多いです。血液循環の不良は寝違えを悪化させるため、以下の点もチェックすることが予防につながります:
- 下肢の血流不全やむくみ
- 冷えの改善
寝違えの改善にかかる回数と施術の推奨時間
多くの場合、1回から2回の施術で症状の改善が見られます。
しかし、血流障害や神経症状が重なっている場合は、通院回数や期間が必要になることもあります。
施術の時間と効果
- 30分施術:短時間でも改善は可能
- 45分施術:よりしっかりとした施術に加え、生活面のアドバイスも行います
初期の段階でしっかり対処することで、寝違えの慢性化を防ぐことが重要です。
施術以外の注意点:運動とセルフケア
痛みが中々軽快しない場合に、不適切な運動や自己判断で動かしてしまうことで悪化するケースもあります。寝違えが発生した際には、次のようなセルフケアや対策を心がけましょう:
- 上肢の運動は控え、安静にすること
- 冷却にとどめ、自己判断でのマッサージやストレッチは避ける
- 症状が続く場合は、専門家に相談することが大切
寝違えの場合、大抵患部を揉むと悪化します。揉み腫れが悪化し来院するケースも多いです。
当院での対応とご案内
寝違えによる痛みや不調でお困りの場合、当院での施術が可能です。短時間の施術でも効果を実感いただけますが、より効果的に改善するためには45分程度の施術がおすすめです。適切な施術と生活アドバイスを通して、早期の回復と再発予防を目指します。
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