応急処置のページを見て、「そういえば、股関節に違和感があるかも」と思ったあなたへ。 あるいは、良かれと思って毎日ストレッチをしているのに、足の付け根の痛みが取れないあなたへ。
結論から言います。 もし股関節に「つまり感」があるなら、今すぐ以下の2つのストレッチをやめてください。 それを続けることは、傷口に塩を塗り込むのと同じ行為です。
1. まずは「つまり」をチェック(30秒)
自分が「やってはいけない状態」なのか、確認してみましょう。

- 椅子に座ります。(仰向けでも可)
- 片膝を抱え、胸の方へ真っ直ぐ引きます。
- そこから少しだけ、膝を内側(胸の中心)へ倒してみてください。
判定: この時、股関節の前側(鼠径部)に「挟まるような感じ」「嫌な痛み」が出ましたか? また、左右で比べて「悪い方だけ深く曲がらない」という左右差はありましたか?
もしYESなら、あなたの股関節は今、ロックがかかっています。 この状態で、次のストレッチをするのは厳禁です。
2. 絶対にやってはいけない「2つのストレッチ」
股関節がつまっている人がやりがちな、しかし「逆に股関節を壊す」代表的なストレッチがこの2つです。
① 腸腰筋(股関節の付け根)を伸ばすストレッチ
- なぜダメなのか? 「前がつまるから、前を伸ばせば治る」というのは大きな間違いです。 つまりがある状態(骨盤と大腿骨の位置関係が悪い状態)でこれをやると、関節の前側にある靭帯などの軟部組織損傷だけでなく、腰椎の過度な前弯による脊柱の変位が生じることが、更なる別の問題を引き起こします。
② 無理な開脚ストレッチ
- なぜダメなのか? つまりがある人は、基本的に股関節が伸展してきれていない屈曲位であることが多いです。 その状態で無理に開くと、筋肉に負担がかかり肉離れを起こしたり、関節に負荷がかかり関節の位置がずれ、関節が正常な位置でなくなってしまいます。
3. 「つまり」は身体からの「通行止め」のサイン
「つまり感」は、身体が「これ以上行くと壊れるから、止まって!」と出している信号(通行止め)です。 ストレッチでその信号を無視して突破しようとすれば、事故が起きるのは当然です。
「じゃあ、どうすればいいの?」
答えは、「無理に動かさないこと」。 そして、股関節そのものではなく、「なぜロックがかかったのか?」という根本原因を取り除くことです。
実は、この「股関節のつまり」の犯人は、股関節ではなく、「鎖骨」や「お腹の奥」に潜んでいることがほとんどです。 ロックの解除キーは、意外な場所にあります。
その「深い真実」については、以下の記事で詳しく解説しています。 腰痛や膝痛の原因を知りたい方も、続けてお読みください。
▼ 続けて読む「その股関節のつまりは、腰痛や膝痛の震源地かもしれない。鎖骨と連動する身体の真実」

