- 「脊柱管狭窄症と診断されたけれど、情報が多すぎて何を信じればいいのか分からない…」
- 「長年、この狭窄症と付き合っているから、もう良くはならない…」
このページに辿り着いたあなたは、きっとそんな深い悩みを抱えていることでしょう。 「歳だから仕方ない」「手術しかない」といった言葉に、不安や絶望を感じているかもしれません。
しかし、ご安心ください。実は、その**“思い込み”**こそが、あなたの身体が本来持っている自然治癒力を妨げている最大の原因かもしれないのです。
この記事では、あなたが抱えるであろう代表的な7つの疑問に対し、一般的な医学的見解とは違う、身体の「本質」を見つめる立場から一つひとつ丁寧にお答えします。自分の身体を正しく理解することが、治癒への第一歩です。
1. 病院で「脊柱管狭窄症」と診断されました。この足のしびれは、もう治らないのでしょうか?
A. まず、一番お伝えしたいことがあります。その診断名が、あなたの未来を決めるわけではありません。
多くの方が誤解されていますが、「脊柱管狭窄症」とは、あくまでレントゲンやMRIに映った**「背骨の状態」**につけられた名前です。健康な方でも、検査をすれば狭窄が見つかることは珍しくありません。
つまり「狭窄していること」と「今あなたが感じているツラい症状」は、イコールではないのです。本当の原因は別の場所に隠れています。ですから、「治らない」と諦める必要は全くありません。
2. 狭窄症は「歳だから仕方ない」と諦めるしかないのでしょうか?
A. いいえ、そんなことはありません。「加齢」は原因ではなく、単なる「現象」です。
もし本当に加齢だけが原因なら、同年代の人は全員、同じように苦しんでいるはずです。大切なのは「何歳か」ではなく、「身体をどのように使ってきたか」という歴史です。その歴史にこそ、本当の原因が刻まれています。
3. 狭窄症には腹筋や背筋を鍛えるのが良いと聞きましたが、本当ですか?
A. 腹筋や背筋は大切です。しかし、鍛える「順番」が非常に重要です。
柱が傾いている家の壁を塗り固めても、家は安定しません。同じように、背骨に「ズレ」や「歪み」がある状態で筋トレをしても、効果がないばかりか、身体を痛める危険すらあります。まずは土台である骨格のズレを整えることが第一歩です。
4. 手術を勧められました。受けるべきでしょうか?他に方法はありませんか?
A. 手術は、物理的に圧迫している部分を取り除く「結果」への対処法です。もちろん緊急性を要する場合には有効です。
しかし、手術はその「なぜそうなったのか?」という原因には答えてくれません。手術という最終手段を選ぶ前に、身体の歪みを整え、炎症を抑え、循環を改善するなど、あなたの身体のためにできることは、まだたくさん残されています。
5. このつらいシビレや痛みの「本当の正体」は何ですか?
A. 「神経が圧迫されているから」という単純な説明だけでは、しびれの本当の正体は見えてきません。多くの場合、神経には「3種類の複合的なストレス」がかかっています。
- 圧迫のストレス:骨の変形や筋肉の硬さによって、神経が物理的に押しつぶされる状態です。これが血行不良の大きな原因にもなります。
- 牽引のストレス:神経はゴムのように伸び縮みしません。しかし、悪い姿勢や、特に骨盤が正しく起き上がらないことで、神経が常にじわじわと引き伸ばされる状態(牽引)になります。これも神経を過敏にさせる非常に大きな要因です。
- 栄養不足のストレス(血行不良):上記の「圧迫」や「牽引」によって神経周辺の血管が圧迫され、神経に十分な酸素や栄養が届かなくなります。この**「栄養不足や酸素不足」**に陥った神経は非常にデリケートになり、ピリピリ、ジンジンといった異常な信号を発しやすくなるのです。
私たちの仕事は、これら3つのストレスを正確に見極め、身体の土台から解放していくことです。
6. 歩くと足が痛くなる「間欠性跛行」も、狭窄症が原因ではないのですか?
A. それは、多くの方が誤解している最も重要なポイントです。私たちはその常識に疑問を持っています。
もし本当に背骨の中の太い神経が常に圧迫されているなら、症状は「歩いた時だけ」に限定されるでしょうか?もっと深刻で、持続的な症状が出てもおかしくありません。
実は、間欠性跛行のような症状の本当の原因は、腰の骨ではなく、その土台である**「骨盤の歪み」**と、それに伴うお尻周りの筋肉(梨状筋など)やハムストリングスの過緊張にある場合がほとんどです。これらはレントゲンには決して映りません。「狭窄症だから」と諦めていたその痛みは、土台を整えることで解放される可能性が十分にあるのです。
しかもそれらがの筋肉が緊張する原因には、いままで行ってきたストレッチや運動が、徐々に問題を起こしていることが多いです。
7. 腰痛も、狭窄症が原因なのでしょうか?
A. これもまた、非常によくある「診断のすり替え」の一つです。腰痛で病院に行き、レントゲンを撮ったらたまたま狭窄が見つかり、「あなたの腰痛の原因は、この狭窄症です」と説明されてしまうケースです。
しかし、考えてみてください。狭窄は、長年の負担が積み重なった「結果」です。そして、その「長年の何かしらの負担」こそが、あなたの腰痛を引き起こしている本当の原因なのです。
つまり、腰痛と狭窄症は「原因」と「結果」の関係ではなく、「兄弟」のようなもの。どちらも、「骨盤の歪み」や「悪い姿勢」といった、同じ一つの根本原因から生まれた、別々の結果に過ぎません。 ですから、腰痛を本当に改善するには、狭窄という「結果」を見るのではなく、その根本原因である身体の土台にアプローチする必要があります。
最後に:診断名という“思い込み”からの解放
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
大切なのは、診断名という“思い込み”に縛られることではありません。あなた自身の身体の声に耳を傾け、何が本当の原因なのかを正確に理解することです。
それこそが、あなたの自然治癒力を最大限に引き出し、本当の改善へと向かう最も確実な一歩となります。私たちは、その声を聞き取るプロフェッショナルとして、あなたの隣にいます。