姿勢や歪みが様々な痛みや不調の根本原因になっていることをご存知でしょうか?
まず根本原因には、大きく姿勢に関わること、動きに関わること、循環に関わること、認知に関わること、生活に関わることの5つの原因に大別することが出来ます。
指紋も異なるように姿勢も、皆違うということが自然なことなのです。
姿勢や歪みにもそれぞれタイプがあり特徴をもっています。
姿勢に応じて、どのような痛みや不調が生じるタイプなのか予測することが出来ます。
ひとりひとり違う姿勢や歪みの特徴を見抜き、根本原因を探る必要があります。
【姿勢の特徴を探る】独自にリスト化し分類
姿勢には以下のようなものがあります。
- 仮性延長の有無
- 背骨の左右の歪み
- 肩甲骨の位置
- 猫背
- 巻き肩
- 碇型
- なで肩
- 反り腰
- 首の位置
- O脚
- X脚
- 内股
- 外股
- 左右の足の歪み
- 膝の左右差
- 身体のクの字変位
- 尖足背足
※当院独自の表現あり
※このように姿勢の特徴だけでも様々あり、ひとつないし複合されたタイプもあり、千差万別です。
これらの姿勢に応じて痛みや不調だけでなく、体質や体調にも特徴が分かれることは間違いない事実です。
なぜ姿勢が悪くなるのか?【徐々に形成】
姿勢は悪くなる原因は、遺伝的な体型や生活習慣や過去に起因する問題が重なり、徐々に姿勢が形成されていきます。
また、痛みやケガなどにより組織を痛めることでも姿勢が悪くなることがあります。
例えばこういった子供の体質も姿勢が影響?
- 鼻水が年中出ている
- 足首をひねりやすい
- 夜に何度も起きる
- おむつが外れない
- 咳がでる
- すぐ風邪をひく
- 足や手が冷える
- 便秘しやすい
- おもらしする
など、その子の体質だと思い込んでいることが、もしかしたら姿勢が影響していることは充分にあります。
「そういった体質だから」と諦めたり、一括りにされてしまうような子供の悩みにも、お答えしています。
よく「治るもの」と「治らないもの」を、大きく2つにわけると、それが機能的なものなのか器質的なものかで判断することも出来ます。
機能低下であれば、機能低下を起こす原因を改善できれば機能をあげ体質改善することが出来ます。
姿勢が悪くなることで問題を起こす
姿勢が悪くなることで、身体は様々な不調や痛みを伴うようになります。
姿勢が形成され、徐々に次のような問題を起こすようになります。
- 身体が固くなる
- 関節の動きが悪くなる
- 循環が悪くなる
- 神経伝達が悪くなる
これらの影響により更に姿勢が悪くなり、全体の問題から徐々に局所的な問題を引き起こします。
悪い姿勢で継続的に運動をしたり負荷をかけることで、各組織を痛めることで様々な痛みや不調を発症します。
姿勢や歪みから原因を特定する方法
当院では姿勢に着目し、ひとりひとり姿勢を改善する取り組みにより、痛みや不調を根本から改善する施術を行っています。
痛みや不調を根本から改善するには、姿勢へのアプローチは不可欠です。
そのため、当院は問診視診触診を徹底し、身体全体を細かく検査することで、その方の特徴を把握することに重点を置いています。
例えば腰の痛みのチェックポイント
腰の痛みの原因を探る時にもまず姿勢を分析し全体→局所→組織と全体像を把握します。
- 首の動き
- 肩の動き
- 背骨の動き
- 股関節の動き
などの動きを把握し正常でない関節の動きをチェックします。
次に
- 左右のバランスの違いをチェック
- 身体の傾きや歪みをチェック
動きや歪みをチェックし、痛めている組織を特定していきます。
- 梨状筋や殿筋や起立筋などの筋組織
- 循環不良や滞りによるむくみやうっ血部位
- 坐骨神経や臀部の神経などの神経組織
- 脊柱の歪みや関節に負担がかかっている骨組織や関節軟部組織
などの状態をチェックし、原因部位を把握します。
問題組織へ近赤外線療法を行い、炎症抑制・血流改善することで姿勢や歪みもまた自然に回復し、腰痛も軽快します。
動きと姿勢の関係
自然な動きの場合には、姿勢も良く、不自然な動きの場合には、何らかの異常をきたしている姿勢といえます。
異常を来たしている組織を特定するには、各関節の動きを確認し、損傷組織の圧痛を確認することで特定することが出来ます。
姿勢が悪いことで、動きに悪影響を与えますが、動きが悪いことで姿勢に悪影響を与えます。
原因を特定するのは、様々な知識や経験が必要となりますが、一番肝心なことは問診視診触診をしっかり行うことです。
姿勢が一見悪くても、痛みや不調を感じてない人はいるのですが、大きな違いは組織が柔らかく弾力性があるということです。そんな弾力性も姿勢が悪い状態が続けば徐々に失われていきます。
続いて根本原因となる、STEP2動きの問題についてみていきましょう。