はじめに:良かれと思ったそのケア、逆効果になっていませんか?
突然の激痛に見舞われる「肉離れ」。 「早く治したい」という一心で、インターネットで調べた情報を元に、安静にしたり、ストレッチをしたりしていませんか?
実は、一般的に「良い」とされている対処法の中には、方法を間違えると**回復を大幅に遅らせ、再発のリスクを高めてしまう「落とし穴」**が潜んでいます。
この記事では、肉離れを早く、そして確実に治すために、あなたが知っておくべき「やってはいけないこと」と「本当にやるべきこと」について、専門家の視点から解説します。
肉離れ治療の「4つの落とし穴」
落とし穴①:安静にしすぎる
確かに受傷直後は安静が必要ですが、長すぎる安静は損傷部位で血液が固まり、筋肉が硬くなる**「癒着」**を引き起こす最大の原因になります。
落とし穴②:押したり揉んだりする
「早く治したい」一心で、痛む場所を強く押したり揉んだりするのは絶対にやめましょう。傷ついた筋線維をさらに破壊し、内出血や腫れを悪化させ、回復を大幅に遅らせてしまいます。
落とし穴③:間違ったストレッチ
痛みを我慢して無理に伸ばすと、正常な筋線維まで傷つけてしまうことがあります。大切なのは、適切なタイミングで、適切な方法のストレッチを行うことです。
落とし穴④:過度な圧迫と挙上
腫れや内出血を抑える目的で行われますが、強すぎる圧迫は血行を妨げ、回復に必要な酸素や栄養が届かなくなってしまう可能性があります。
なぜ「安静にしすぎ」が再発を招くのか?
「しっかり治ったはずなのに、また同じ場所を痛めてしまった…」という経験はありませんか? その原因は、安静にしすぎたことで起きた**「癒着」と、それによる筋肉の「弾力性」の低下**にあるかもしれません。
これは、肉離れをしたという人に起こりやすいです。そもそも、肉離れをする場合には筋肉の質が低下している状態です。その弾力性を失った筋肉は、伸びが悪くなったゴムのようなものです。そのような状態では、治癒も悪く再びスポーツなどで負荷がかかると、衝撃をうまく吸収できず、簡単に再断裂…つまり再発してしまうのです。
当院が考える『早く治す』ための3つの鍵
当院では、体自身が持つ「治ろうとする力(自然治癒力)」を最大限に引き出すことを最も重要視しています。その鍵となるのが、以下の3つです。
鍵①:戦略的アイシングで「熱と内出血」をコントロールする
アイシングの目的は、単に冷やすことではありません。適切な冷却は血管の収縮と拡張を促し、損傷部位に溜まった内出血や老廃物を効率よく排出させ、新鮮な血液(酸素や栄養)を呼び込むことを目指します。臨床経験上、この内出血の排出が早いケースは、その後の回復が非常にスムーズです。
鍵②:適切なストレッチは「治癒へのアクセル」である
「肉離れなのにストレッチ?」と驚かれるかもしれません。無理に伸ばすのは禁物ですが、専門家の指導のもと、適切な範囲で筋肉を動かすことは、脳に対して「ここに問題があるぞ、早く治してくれ!」という治癒を促す信号を送り続けることになります。これが、治癒プロセスを活性化させるのです。
鍵③:「筋肉の弾力性」こそが、治癒と予防の最重要ポイント
肉離れの治療において、痛みが取れることだけがゴールではありません。損傷した筋肉が、元のしなやかな「弾力性」を取り戻すこと。これこそが根本的な治癒であり、再発予防の鍵となります。
当院の独自アプローチ:近赤外線治療で『弾力性』を取り戻す 当院では、この「筋肉の弾力性」を高めるために、近赤外線を用いた光線療法を積極的に取り入れています。体の深部まで到達する光で細胞レベルのエネルギー代謝を高め、硬くなった組織の弾力性を回復させる効果が期待できます。
まとめ:早期回復の鍵は「間違ったことをしない」こと
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
肉離れをできるだけ早く、そして綺麗に治すためには、**「誤った対処をしないこと」と「受傷直後から専門家による適切な処置を受けること」**が何よりも重要です。
せっかく良い方法を多くやっても、誤った対処がひとつでもあれば回復はマイナスになってしまいます。自己判断で悪化させてしまう前に、ぜひ一度、専門家にご相談ください。