はじめに:なぜ「腓骨」のストレッチが必要なのか?
この記事では、ランナー膝の根本原因の一つである「腓骨の歪み」にアプローチするための、ご自宅でできる基本的なストレッチをご紹介します。
ランニングによる膝の外側の痛みは、多くの場合、足首の歪みによって膝に「ねじれ」のストレスがかかり続けることで発生します。その歪みの鍵を握るのが、すねの外側にある腓骨(ひこつ)という骨です。
このストレッチで腓骨周りの柔軟性を取り戻すことは、痛みの改善と再発予防の第一歩となります。
【実践】腓骨ストレッチの基本的なやり方



- 立った状態で足を反対側の足を前からクロスします。
- 足の裏が外側を向くようになるべく足首を倒します。
- その状態で身体を前屈させていきます。
- 手が付く場合には床に均等に指がつくようにします。
- その時に足の指も少し反らすようにして、かならずつま先が前側を向いている状態にしてください。
- その状態で1分間キープしましょう
つま先のむきに注意しましょう。
これは立位で出来る方ように指導していますが、高齢の方などは寝ながらやつかまりながらなど工夫したストレッチ指導を行っています。
【最重要】注意点と、当院の考え方

注意:これは、あくまで基本的なやり方です。
あなたの身体の歪みや症状の程度によって、最適な強さや角度は異なります。自己判断で強くやりすぎると、かえって痛みを悪化させる危険性もあります。もし、痛みや違和感が強まるようであれば、すぐに中止してください。
ランナー膝だから腓骨のストレッチを指導しているわけではなく、腓骨に問題があるランナー膝だから腓骨のストレッチを指導しています。それが胸椎の問題があるランナー膝であればまず胸椎のストレッチを指導しています。
正しいストレッチは、正しい診断から
当院では、まずあなたの身体を「10の姿勢分析」で正確に診断し、腓骨に問題を起こしている方に対して腓骨の調整をおこなっています。
- そもそも、このストレッチが本当に今のあなたに必要なのか?
- もし必要なら、あなたにとって最も効果的な方法は何なのか?
を判断する「正しい診断」を何よりも大切にしています。
自己流のケアで悪化させてしまう前に、ぜひ一度、専門家にご相談ください。
▶︎ 当院のストレッチ指導の考え方について、詳しくはこちら
![]()
当院のストレッチ指導について|あなただけの“運動処方箋”で再発を防ぐ
自己流ストレッチで悪化していませんか?当院では正しい診断に基づき、あなただけの「ストレッチ指導」を行います。その効果は患者様の声が証明しています。痛みの根本原因にアプローチし、再発を防ぎます。