はじめに:なぜ、あなたのふくらはぎは硬いままなのか?
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれる、非常に重要な筋肉です。しかし、自己流でストレッチをしても、なかなか柔らかくならない…と感じていませんか?

その理由は、ふくらはぎが内側と外側の二つの頭を持つ筋肉(二頭筋)であり、両方をバランス良く伸ばせていないからかもしれません。特に、足が攣りやすい方は、内側の筋肉が縮こまり、うまく伸びていないケースがほとんどです。
この記事では、ふくらはぎ全体の「弾力性」を効果的に高めるための、基本的なストレッチをご紹介します。
【実践】腓腹筋ストレッチの基本的なやり方


つま先の向きと体重の乗せ方が、最も重要なポイントです
- 壁に両手をつき、安定した姿勢をとります。
- ストレッチしたい方の脚(例:左足)を、大きく後ろに引きます。
- 背筋はまっすぐ伸ばしたまま、かかとは床につけます。
- 【ポイント①】 後ろ足のつま先が、まっすぐ正面を向いていることを確認してください。(外側に向きやすいので注意が必要です)
- 【ポイント②】 後ろ足の親指の付け根(母指球)に、ぐっと体重を乗せるように意識します。小指側が少し浮くくらいのイメージです。
この状態で「イタ気持ちいい」と感じる範囲で、1分ほどキープしましょう。
注意点
階段の段差や専用の器具を使って足首の角度をつけすぎると、かえってアキレス腱や足首に過剰な負担がかかることがあります。まずは平らな床で、基本的なやり方をマスターすることが重要です。
なぜ、このストレッチが身体全体にとって重要なのか?
ふくらはぎの弾力性を取り戻すことは、単に足の疲れを取るだけではありません。この暑い時期、気づかないうちにふくらはぎがむくんでいると、全身の血流が滞り、心臓や脳にまで負担がかかることがあります。それが結果的に脚攣り症状を引き起こします。
このストレッチでふくらはぎのポンプ機能を正常化させることは、全身の循環を改善し、あらゆる不調や痛みを予防することに繋がるのです。
当院では、このような方にこのストレッチを処方します
当院では、「10の姿勢分析」を通して、あなたの身体の本当の原因を探ります。そして、例えば骨盤の中心にある「仙骨」に歪みが見つかった方には、そのバランスを整えるためのセルフケアとして、このふくらはぎのストレッチを処方することがあります。
このように、当院のストレッチ指導は、あなたの身体の状態を正確に診断した上で、根本原因にアプローチするための「処方箋」なのです。
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当院のストレッチ指導について|あなただけの“運動処方箋”で再発を防ぐ
自己流ストレッチで悪化していませんか?当院では正しい診断に基づき、あなただけの「ストレッチ指導」を行います。その効果は患者様の声が証明しています。痛みの根本原因にアプローチし、再発を防ぎます。