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当院の施術について

【ベーカー嚢腫】膝裏に出来る「かたまり」について

2020年6月19日

1. ベーカー嚢腫とは?

膝裏に触るとコリコリした袋ができ、そこに関節液(滑液)が溜まる状態を「ベーカー嚢腫(のうしゅ)」と呼びます。嚢腫という言葉に不安を感じるかもしれませんが、嚢腫とは「袋」を意味し、膝裏にできた袋の腫れを発見したベーカーさんに由来しています。別名「膝窩嚢腫」とも呼ばれます。

2. どこにできる?

ベーカー嚢腫は、半腱半膜様筋腱と腓腹筋内側の間の滑液包が炎症を起こして腫大(滑液包炎)することで形成されます。滑液包に滑液が流入し肥大することもあります。特に膝裏内側に好発し、関節腔との交通が認められるケースが40~60%存在します。

滑液包とは? 液体の詰まった小さな袋で、腱の下に存在し、衝撃を吸収して損傷から守る役割を果たしています。

3. ベーカー嚢腫の原因

ベーカー嚢腫は、以下のような膝の疾患がある場合にできやすいです:

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 関節リウマチ

また、姿勢や関節可動域の問題も関与します。膝が完全に伸びきらない状態では、腱の伸長性が損なわれ、滑液包に負荷がかかりやすくなります。膝関節が伸展しない場合、足関節や股関節も屈曲し、腰や背中が丸まることがあります。

4. ベーカー嚢腫の症状

ベーカー嚢腫自体は痛みを伴わないことが多いですが、膝関節を動かすと膝裏に引っかかり感や痛みを感じることがあります。膝の動きが悪くなっている場合、ベーカー嚢腫が関与しているかもしれません。

5. 対処法

まずは保存療法から始めるのが基本です。膝関節の可動域低下が問題となるため、正常な可動域を意識したストレッチや運動が推奨されます。

当院では、カチカチに固まった嚢腫に対して近赤外線を照射し、膝窩を柔らかくする治療を行っています。関節腔と繋がっているため、滑液や関節の動きを良くすることで、膨らみが小さくなることが期待できます。

ベーカー嚢腫は膝の裏に袋が出来る疾患

当院での施術について

ベーカー嚢腫がある場合に、膝の曲がりや伸びなどの可動域低下を招きます。それにより、将来的に膝関節が固まりやすく、痛みの原因となります。

そのため、ベーカ嚢腫を小さく、または柔らかく維持管理することが、将来に渡るリスクを抑えることが出来ます。

当院で使用する近赤外線は、膝裏に対して適切に施術をすることで、膝の曲がりや伸びなどの可動域が改善することは施術で実証されています。

ベーカー嚢腫
膝裏治療

ただ、患者さん自身がはじめに「ベーカー嚢腫を施術してほしい」と伝えるケースは稀です。まずは、必ず症状を訴えると思います。施術者はその症状に対して、これは膝裏のベーカー嚢腫の影響でむくみや膝の可動域を招いている可能性があることを伝えます。ベーカー嚢腫自体はほとんど痛みのないものなので、ベーカー嚢腫が直接膝の痛みへと繋がるものではないのですが、ベーカー嚢腫が間接的に痛みの原因となっている可能性は十分あります。

自身で、ベーカー嚢腫に問題があると自己判断するのではなく、必ず専門家の元にベーカー嚢腫がその症状に影響を与えているか相談の上、施術を行う必要があります。

  • この記事を書いた人

【柔道整復師】熊谷卓眞

身体の“本当の秘密”、知りたくありませんか?あなたの「治りたい」に本気で向き合う、「施術者」です。

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