
L5腰椎と仙椎の間が狭くL5の脊柱管のスペースも狭くなっている事がみてとれます。そこに負荷がかかりやすいのは確かなのですが、腰椎の湾曲に着目すると施術が必要な部位はまた異なってきます。
レントゲン上で見分けることが出来るのものは脊柱管狭窄症・ヘルニア・分離症・すべり症・変形性脊椎症などがあります。
メモ
但し、レントゲン上に上記の異常が見られたとしてもそれが必ずしも腰痛と関連するとは限らないということが最重要ポイントです。
レントゲン上の異常と痛みが必ずしも結び付かない
しかし腰椎全体のカーブや脊椎間のスペースなどをみるだけでもどこの腰椎に負担がかかりやすく痛めやすいか判断する事が出来ます。
椎間板
椎間板の内圧は立位で100%とした場合には、上体の屈曲で150%、屈曲位で物の挙上で220%≦になります。
椎間板組織の大部分は無血管でその栄養は軟骨板や椎間板の髄核による水分の入れ替わりによるものです。
腰椎のカーブが正常かどうか
姿勢が良い人は腰痛にもなりにくいです。骨盤と腰椎が綺麗なカーブを描いているほど椎間板などの負担も少なく腰痛にはなりにくいといえます。
①仙骨前傾
②腰椎の前弯が少ない
②~③の角度が変わる
全体的に綺麗な弯曲
施術ポイント
- 痛みを伴っている腰部部分ではなく、それより骨盤や下肢に問題がある事が多い
- 脊柱のしなやかさやカーブは施術の指標になります。
- 骨盤の前傾や後傾も要確認
もし自身のレントゲンを撮影した際には腰椎のカーブが全体的に綺麗かどうかをみてはいかがでしょうか?
仮に腰椎に変形や狭窄が見つかったとしてもそれが痛みに直接繋がるとは限らないことを御理解下さい。腰痛の改善は変形や狭窄を見付けることよりも別の原因によりその部分に負荷がかかり痛みを伴っているケースが大半です。
負荷を軽減する治療を行う事でレントゲン上問題がある腰痛も当院で治癒させています。
腰痛でお困りでしたら当院をお頼り下さい。