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タナ障害(滑膜ヒダの炎症)について

2020年9月9日

タナ障害滑膜ヒダの炎症

膝の膝蓋骨の内側の痛みを伴う場合にはタナ障害といわれる滑膜ヒダの炎症にも注意が必要です。

膝蓋骨と大腿骨の間に内側滑膜ヒダが挟まりこすれ肥厚し炎症します。

タナ障害とは?

膝関節には4つの滑膜ヒダがあります。

  1. 膝蓋上滑膜ヒダ
  2. 膝蓋下滑膜ヒダ
  3. 膝蓋内側滑膜ヒダ
  4. 膝蓋外側滑膜ヒダ

問題とされているのは、健常者の50%に認められる膝蓋内側滑膜ヒダの肥厚に起因する障害です。

ポイント

健常者であっても滑膜ヒダの肥厚はよくみられるということです。滑膜ヒダが肥厚していても膝蓋骨と大腿骨の間で挟まり炎症し損傷しなければ痛みを感じないということです。

滑膜ヒダが挟まりこむ原因と滑膜ヒダの損傷をなるべく早期に同時に改善していく方が効率良く競技復帰が可能となります。

タナ障害の原因

比較的女性に多いです。

考えられる原因としては

  • 膝蓋骨を支える大腿四頭筋の筋力の問題
  • 膝と股関節足関節の軸問題
  • 膝蓋骨の位置の問題
  • 膝関節の可動域の問題
  • 腰部や股関節の神経や血行の問題
  • 繰り返しの負荷により肥厚し炎症

など

一番の痛みの原因は?

滑膜ヒダが肥厚し炎症もしくは損傷する事による痛みです。

触診すると膝蓋骨の内側に肥厚した滑膜ヒダを触診する事が出来ますが、膝蓋骨周囲にかなり腫れが出ている場合には、安静と冷却により炎症抑制と血行促進を行う事が大切です。

タナ障害の治療

当院ではメディチャーライトを使用し治療して参りますが、この時にはSタイプと言われる先端が細いタイプの治療機が効果的です。

Sタイプメディチャーライト

集約された光を膝蓋骨と大腿骨の間に入れ早期改善をサポート致します。

タナ障害にはストレッチは?

ストレッチを行っても大丈夫ですが、前述した通りに膝蓋骨と大腿骨に挟まり炎症している状態ですので、この挟まりこみが強くなり痛みを伴うようなストレッチは行うべきではありません。

当院で指導するストレッチは前側だけでなく、殿部やハムストリングなどの後側の筋肉のストレッチを行ってもらいます。

タナ障害でもしお困りでしたら、当院にご相談下さい。なぜ痛めたのか?どうすれば治るのかなど詳しく説明しながら、運動法対処法など身体の根本から改善を目指し競技復帰をサポート致します。

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

柔道整復師|熊谷 卓眞(kumagai takuma)|熊谷の手で施術するからくまのて接骨院

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