500マイクロアンペア(㎂)の電流でATP生成が5倍増加しアミノ酸摂取30~40%増加し電流をミリアンペア(㎃)まで増加した所ATP生成は減少し、アミノ酸摂取も20~73%減少しタンパク質の具お正は50%抑制されたというデータがあり、マイクロアンペア(微弱電流)は治癒促進に貢献したことを示した
微弱電流治療の実際 山田 幸一 著 引用
身体の悪い部位は電気抵抗が高くなる
- 損傷組織は周囲の組織よりも電気抵抗が高い
- 慢性病変組織も電気抵抗は高い
- 急性のケガの場合にも電気抵抗は高い。
損傷をうけた細胞の周波数は異常周波となりこれらを正常に戻すには同じ微弱電流の周波数を選択する。ポイントは身体の中に自然に流れている近い電流を流すことで組織の修復を早めてくれると考える。
微弱電流の細胞レベルの効果
- ATP生成
- タンパク質合成
- アミノ酸摂取増加
損傷組織はATPの減少に加え、ナトリウムポンプの働きが壊れており、水分を蓄え浮腫む
むくみを伴う場所は細胞の働きが低下を起こしており、ナトリウムポンプの作用も機能低下を起こしていると考える。
損傷電流(損傷を受けた細胞は電気抵抗が高い)
正常電流(正常細胞により損傷電流の抵抗を抑えようとする)
微弱電流を流す事で損傷組織の電流を正常に流れるように再構築する事で治癒を促進させることができます。その際にATPや栄養補給・老廃物などの組織の排出がうまくいくたまえに活動輸送量が増え、正常細胞へと変化してく事で炎症抑制や疼痛緩和に繋がります。
ATPはまた組織修復に必要なタンパク源も補充しイオンの細胞膜の輸送を増加させタンパク質の合成を促進させることが出来ます。
結果的に微弱電流は疼痛をコントロールし炎症抑制疼痛緩和に作用する事が分かります。
細胞レベルでみても、炎症により栄養が十分に行きわたらない、または電気的に抵抗が高い場合には水分や栄養の入れ替えが出来なくなり、それらが修復されずに慢性的な損傷組織になると周囲は細胞破壊や組織損傷が進行し、疼痛炎症を増大させてしまう。
微弱電流治療の特徴
生体電流に近い電気を流すことで修復を促す
- 主に腫れや炎症の抑制の効果的
- 一般的には500~600㎂が用いられる。
- 急性期・慢性期で周波数の数値設定を変える。
- 皮ふの厚さでも周波数の数値を変える。
- 局所通電・持続通電・バランス通電で通電時間を変える
- ツボ経穴とも深い結びつきがあり、施術法は無限大