ねん挫

距骨離断性骨軟骨炎

2020年10月1日

距骨離断性骨軟骨炎前描写

距骨離断性骨軟骨炎損傷後描写

足首を内返し捻挫し痛めてしまったが、中々痛みが引かないし、何故や内側や前側にも痛みを感じるようになってしまった・・

くまのて接骨院
足関節捻挫というと多くは外側の前距腓靭帯などの靭帯損傷をイメージされる方が多いかと思います。しかし、捻挫した場合には実に様々な場所を損傷する可能性があります。

その中のひとつに距骨離断性骨軟骨炎というものがあります。離断性というと、骨軟骨(関節軟骨)が欠けたり遊離したものを指しますが、一番イメージされる離断性の骨軟骨損傷は少年野球などで多い肘関節の損傷です。

距骨離断性骨軟骨炎にも遊離性と非分離性のものがあり、遊離したものは関節軟骨が欠損し剥がれてしまったもの、非分離はヒビのように関節軟骨に線が入ってしまったものです。前者は難治で治りにくくなります。

足首の距骨の障害は多い

足首の捻挫で来院された方で外側の靭帯損傷に併発して、距骨を損傷している方はとても多いです。内返しした際に距骨と脛骨が衝突し、損傷したものと思います。

当院では、足首のねん挫の際にも必ず内側の圧痛や腫れの状態を確認します。靭帯損傷だけかと思い治療を受けていたが、中々治らずに当院に来院されるケースも多いです。大抵の場合には靭帯の痛みだけでなく、距骨の損傷や前脛骨筋やアキレス腱またはリスフラン関節の損傷などが見受けられます

ちなみに

過去に痛めた捻挫により距骨を痛めているケースや運動を長期に行ってきた方の多くは距骨に何らかの問題を抱えている人が多いです。

足首の問題から腰痛や膝痛を来たしやすくなったり、冷えやむくみを招く事もあります。古傷だからしょうが無いわけではなく、しっかり対処する事で原因不明の不調や痛みの改善になるかもしれませんよ。

足首を痛めた場合には、大した損傷ではないはずと自己判断せずに、是非くまのて接骨院をお頼り下さい!

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

2006年柔道整復師国家資格取得|2010青葉台くまのて接骨院開院|2010~メディカルトレーナー・スクールトレーナー|2021イワイメソッド会員

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