接骨院を目指す上で技術は欠かせません。誰が治療しても同じ結果にしかならないと思っている先生も多いです。そんなことはなく、正しい技術をもって志高く提供すれば必ず結果は即座に反映されていきます。
即効性と持続性を兼ね備えた技術というものは存在します。
ただ、巷には様々な技術が点在しています。どれが正しいもので、なにが間違っているかを探し当てるのは同じ志を持っていれば一目瞭然なのですが、一般的にはわかりずらいです。近隣というだけでその接骨院や医師を信じて通っている方も多いと思います。
しかし、その先生がどんな志をもって施術に挑んでいるかも分からずに施術してもらっている場合には、気持ちが良いだけの対症療法の場合があり、本当の喜び・感動・成果に繋がる施術を受けられていない可能性もあります。
技術の種類
- 筋膜リリース
- 鍼灸
- 経絡
- 操体法
- カイロ
- マッサージ
- 物理治療
など多くの治療法があります。正直どの技術も間違えているわけではなく、どの技術も使い方を間違えなければ治す事が出来ますし、方法は違えど治ればどんな方法でも間違いないという事になります。
技術は必要だけど、使い方を間違えれば全く効果がない
技術を学ぶ方法はいくらでもあります。もちろん学校でも教えてくれるでしょうし、どの接骨院にいってもその接骨院のやり方を簡単に教えてくれます。ただ、残念ながら大抵の技術は治すための技術でなく、対症療法となる慰安目的の技術です。
慰安目的の技術大抵の場合、患者さんの訴える部位のみを施術し定形化されたやり方によって提供するだけなので、効果のある人にはある程度の効果を感じることが出来、喜んで頂く事が出来ると思います。ただ、残念ながら施術者も患者さん自身も何故悪くなって何故治ったのか分からずに痛みが改善しているということです。
そういう技術をいくら習得しても、効果のない人には全く効果がなく、気力だけでは治す事は出来ません。
必要な技術は手技ではなく診る力
実は技術が高くても診る力が無ければ治す事は出来ません。どこが痛くてどこが悪いのか。正確に把握する事が出来れば技術を選ぶ必要はありません。(患者さんにもカイロが効くとか鍼灸が効くとか色々聞くと思いますが、結局はその先生の診る力によって効果が変わります。)
接骨院を目指す上で、まずは診る力を鍛えていく必要があります。
引き出しは多い方がいい
柔整師の場合には、ひとつの手技療法に固執する必要はありません。(それが私は柔整師のとても良い所ではないかと思っています。)
多くの専門職の場合にはひとつの技術を得ながら工夫する事が出来なくなります。(もちろん一概には言えませんが・・)
例えば
- カイロの先生は関節の歪みに固執していきます。
- 鍼灸の先生は経絡やツボに固執していきます。
- スポーツトレーナーはトレーニング方法に固執していきます。
- 栄養士は栄養的に固執していきます。
- 理学療法士は西洋学な方法に固執していきます。
柔整師はカイロの勉強をしながら経絡やツボの知識を得てトレーニングを研究し栄養学を学び西洋学な見地を持ち、幅広く引き出しを持つことが出来ます。
まずは、様々な技術に触れることが大事です。知らずに批判することはご法度で、どの技術も極めれば武器になります。ことわざにも『弘法筆を選ばず』という有名な言葉がありますよね。
どの技術が良い悪いという偏見を持たずに、その技術の良い所取りしていくのがおすすめです。
当院では
経絡の流れも好きですし、カイロ的な下肢長差やバランスの歪みも取り入れています。姿勢や可動域など関節の動きを正常に戻す事に重きを置き、変化がなければ、自律神経やリンパ・血液の流れにも目を向けます。
もちろん西洋学的な見地は必要ですよ!
その他に変形性・腱鞘炎・筋断裂・関節炎・腫脹・むくみ・冷え・こわばり・可動域・歪みなどに目を配ります。