痛み・原因

すべての痛みや不調に繋がる?圧痛について

代表的な炎症の兆候には、発赤・熱感・腫脹・疼痛などがあります。しかし、症状として認識できる炎症と認識できない炎症があります。症状として反応しているものを炎症性反応といいます。施術においては炎症反応をおさえるために血流を改善する手段をとります。血流を改善することで炎症は抑制軽快されるのですが、炎症が起こる原因も炎症が引かない原因も血流が大きく関係します。身体は組織の入れ替えを行っているため、壊れた細胞や不要となった細胞を入れ替える新陳代謝をおこなっています。しかし、血流が悪い部位は古くなった細胞を入れ替えることが出来ずに、血流が悪い状態で放っておかれます。様々な条件が重なり、その部位に炎症反応が生じると発赤・腫脹・疼痛・熱感などの症状を引き起こします。

血流がもともと悪く細胞の状態が悪い部位に炎症反応が起こりやすく、血流が悪いために炎症をなかなか抑えることが出来ません。(そうすると慢性痛や難治化してしまう腰痛やひざ痛になります)施術では、血流をコントロールし血流を改善することで自然治癒力を誘発し組織の修復を行わせ炎症反応を鎮めることを目的に行います

炎症の兆候がとれればすべての痛みや不調は改善します。骨の変形や成長痛なども炎症なければ痛みを伴う事はありません。ちなみにこの発症前の炎症にも名前があり、それを圧痛といいます。圧痛部位の多くは、炎症をおこしてる初期段階です。圧痛は自覚症状がまだなく、接骨院では圧痛部位をとても重要視して施術を行います。圧痛部位は初期の炎症であることが多いため、圧痛部の血流を改善し、血流を促すことで早期改善だけれなく、未病の予防をすることもできます。

炎症には発赤・熱感・腫脹・疼痛だけでなく、圧痛もあるということも覚えておいてください。

未病(症状の発症)の予防というのは、まだ反応していない炎症を施術者自身が感じ取り施術することが出来ます。まだ自覚のない部位を感じ取り施術することが出来るのは接骨院の特徴のひとつですよね。痛みを感じてないところを察知し、痛みを自覚してもらい喜びや安心に繋げることも施術の工夫のひとつです。

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

2006年柔道整復師国家資格取得|2010青葉台くまのて接骨院開院|2010~メディカルトレーナー・スクールトレーナー|2021イワイメソッド会員

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