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アイシングのやり方と効果について

2019年7月9日

アイシングには凄い効果がある。よくアイシングって血流を悪くしてしまうのでは?と疑問を持たれるのですが。簡単に説明するとアイシングする事により身体の反作用が起こり血流は良くなります。急性期にも慢性期にも基本的にはアイシングを行っても問題ありません。

アイシングは無料で気軽に出来る優れたセルフケア法です。

アイシングに必要なもの方法

アイシング別名クライセラピー(冷却療法)ともいいます。専用の装置を使って細胞の代謝を高めるような本格的なクライオセラピーもありますが、別名、全身冷却療法ともいいますか。自宅で出来る方法には局所冷却療法といったポイントで冷却する事によりその部分の血流を改善し治療する方法をご紹介いたします。

用意するもの・ビニール袋・氷

氷のうもいいですが、実はビニール袋の方が直接氷が当たり冷たい・・

厚手のものの方がやぶれにくくて安心です。

氷の作り方

なるべくたくさん入れることで溶けにくくもなりますし、冷たい温度をキープする事が出来ます。氷は溶ける時が一番冷たくなると言われています。

当てっぱなしではなく氷でマッサージします。

冷却療法後1

冷却療法後2

冷却後身体の反応により赤みが起こります。

発赤といわれるものですが、血管が拡張しているサインです。

当院の治療もそうですが、血管の収縮作用と拡張作用をうまく使う事で早期改善が可能です。

メモ

身体は血流がなければ、治癒を遅延させてしまうばかりか治りません。そのため対症療法(薬や湿布)だけでは、再発の恐れもありますし、根本的に治すのであれば徹底的に全身の血流を改善させる方法を選択するべきです。

世の中にある民間療法といわれる治療のほとんどは血流改善作用が起こり治癒を早めます下手な治療をうけるよりよっぽどアイシングした方が効果があるかもしれません

アイシングの時間

10~15分を目安に行いましょう。連続して長い時間やる必要はありません。

冷却療法(アイシング)の効果

  • 血管拡張作用
  • 血流改善
  • リンパの促進
  • 腫脹むくみの軽減
  • 疼痛緩和
  • 自律神経の調整作用

アイシングの効果を高める方法&注意

アイシングすることで血流が改善し治癒を早めてくれますが、効果を最大限引き出す為の方法を紹介します。

ストレッチを併用する。

ストレッチは一時的に血管を収縮させます。血管を収縮させた状態でアイシングする事で筋肉を弛緩(柔らかくなる)させることが出来ます。筋肉のポンプの働きを高めることで血流を促し治癒を早めることが出来ます。

ストレッチが難しい部位の場合にはアイシング前後にストレッチを併用しても大丈夫です。

注意①強く当て過ぎない

マッサージしようと強く当て過ぎる必要はありません。仮に当て過ぎた事により筋肉に痛みが出ても、継続して2~3日アイシングする事で改善します。

注意②凍傷に気を付ける

凍傷には気を付けましょう。時たま、さすったりこすったりすることで、皮ふについた霜を取り払う事で凍傷の危険をぐっと下げることができます。

注意③タオルの上から当てる

冷たいからといってタオルの上から当てると思うように冷却の効果が得られない可能性もあります。冷たいけれどもしっかり効果のあるやり方で行いましょう!

自宅でセルフケアしましょう!

冷却の主な目的

  • 炎症抑制
  • 血管収縮
  • 筋スパズムを軽減(筋収縮)

などが考えられます。

温熱の主な目的

  • 血行促進
  • 血管拡張

などが考えられます。

アイシングには内出血の際に流出した細胞液・血液が細胞内にたまることによって引き起こされる二次的低酸素障害を防止

wikipedia引用

当院では冷却をお薦めしています。一番の理由はやはりリスクがなく、簡単に行え即効性が得られるからです。

痛み=炎症

痛みを伴っている部位の多くは炎症を起こしています。血行が阻害されることでその周囲に二次的な血行不良が起こると細胞は壊死し痛みを伴うことが考えられます。二次的な血行不良を作らないためにもアイシングは有効です。

ポイント

筋肉が損傷した場合には内出血が起こりますが、その内出血が引かずにその他の神経や血管細胞に阻血状態や圧迫が加わることで二次的な痛みや炎症に繋がっていきます。そこでアイシングをすることで拡張した血管を収縮させ、炎症を起こしている細胞を止血し腫れの抑制や鎮痛作用に繋がり治癒が早まることが考えられます。

ねん挫や肉離れを経験したことがある人ならわかるかと思いますが、損傷後数日経つと出血が表面に出てくるために青あざの色が濃くなっていきます。内出血はなるべく早めに表面に出てきたほうが治癒も早いのですが、この出血が深部に停滞してしまうと、二次的な血行不良を招くために治癒にとても時間がかかるようになります。

ねん挫の早期改善もう可能
急性期にもスーパーライザーは効果的

冷却効果の作用

血行は横方向に流れるだけでなく深部から表層に流れそこから横に流れていくようなイメージです。

表面から皮膚→真皮→皮下組織→筋肉となります。皮下組織→真皮になるにつれ血管も細くなっていきます。その中でも真皮の乳頭層といわれる部位は表皮に血液を促す大事な部位といわれています。

表層に近い部位をアイシングすることで、新陳代謝を促し、血行の滞り(つまり)を解消することが出来ると考えます。(表層側が出口と考えれば、出口側詰まっていればどうなりますか?血行は流れていかずに炎症も停滞してしまいます。血液が停滞すると細胞も壊死します。)表皮周囲の血管が拡張し、熱を持っている場合には血液も停滞し、血行を促す事も出来なくなります。

まとめ

表層の血行を改善することは大切です。アイシングを行うと発赤といって皮膚が赤くなりますよね。それは表層の毛細血管が拡張しているサインなので、実は血行がよくなっています。アイシングによって一時的に血管は収縮する事も考えられますが、その後に血行が促されて行きますので問題ありません。

ただ、やりすぎやずっと冷やしすぎは凍傷の恐れもあり注意が必要です!

アイシングはやり方や目的を持ってやることで効果も変わってきます。次回以降におすすめのアイシング方法や部位などもご紹介致します。

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

柔道整復師|熊谷 卓眞(kumagai takuma)|熊谷の手で施術するからくまのて接骨院

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