接骨院は字のごとく骨を接ぐと書きます。
昔の医師の少なかった時代に柔道家が骨を接いでいたことが名前の由来になっており、柔道整復師となっています。
そのため、柔道整復術というと骨の接ぎ方や脱臼の整復の仕方を指し、柔道整復学科でも固定の仕方などが試験にでます。しかし、現在の接骨院に骨折の患者が来る割合は、とても少ないです。(来ても手首の骨端症や足首に合併する足根部の骨折など)
少ないからといって大事ではないということにはならないために、骨折を見極める技術や診断は必要です。必要な際には整形外科を受診して頂き確定診断して頂く必要もあります。
骨折や脱臼を除いた損傷を軟部組織の損傷(靭帯・筋肉・腱)といいますが、軟部組織を痛めた際の技術の習得は学校で得られるものではありません。
ということは、腰痛・膝痛・捻挫・肉離れなどの施術技術を習得するには、師事する先生によって変わってくるということになります。(他の職業でも同様なケースが多いですよね)師は大事であり、きっかけ同様に、師によって方向性が左右されることになると思います。
きっかけの次は方向性が大事
方向性
師により方向性が変わってきます。慰安目的の接骨院も多く、治せない柔整師はたくさんいます。儲けることしか考えていない先生や患者さんのために必死の先生と多用です。(どの業界も然り)
このブログを書いている理由にも、これから接骨院を目指すのであれば、慰安目的ではなく、治療目的で良い師に巡り合い、多くの方を救える施術家が増えれば良いなという思いもあります。
方向性を確かに
私の場合には、あるきっかけで某接骨院で働くことになりましたが、その時の初任給は確か手取り15万いくか行かないほどでした・・おそらくお金にはじめから執着していればそこでは働いていなかったですし、師事する先生に出会う事もありませんでした。
きっかけとなった志により方向性はある程度決まっており、後は、治療家としての正しい方向性に導いてくれる師に出会う必要があります。
師は必要?
必要と思います。
私の場合には紆余曲折しながらも暗闇の中をひたすら光を信じて突き進んで来ましたので、正直大変でした。。はじめから懇切丁寧に教えられてきたわけではありません。しかし、そのおかげで知恵を絞り行動に移す事が出来、技術と知識を自分のものにし、納得するものを提供するために必死でした。
働きはじめの若い人は正しい技術を習得するのにはどうすればいいのか分からない人は多いと思います。研修先(修業先)の先生を全く信用出来ず志が違うのであれば、早々に辞めてしまった方が良いと思います。石の上に3年も方向性が違えば全く無駄な時間を過ごす事になります。
この接骨院のカテゴリブログでは、そういう悩みを抱えている先生の助けになるように書き進めていけたらという思いもあります。今後をチェック下さい。