胸椎 自律神経・ストレス

ゴホゴホつらい咳・喘息と関連する胸椎部位は?

2022年1月26日

お子さんがいると風邪は治ったのになぜか全然咳だけで治らずゴホゴホしていたり、大人の方でも喘息持ちの方の背中を観察すると、ある特定の部位に問題を来たし治りにくい状態になっている方もいます。もし脊柱の状態が悪い場合には、いくら気管支拡張する服薬を行っても、脊柱周囲の問題が改善されることはありません。脊柱と関連する喘息も大変多いです。

ちょうど気管支の分岐部が胸椎の3~5番の高さの位置にあるそのあたりで気管支に問題があるとその位置の胸椎にも圧痛があったり変位がみられることがあります。圧痛がある場合に炎症があるため、その位置を乾布摩擦したり、アイシングしたり、冷却専用の湿布を貼ったりすることで血流を促し胸椎の自律神経の働きを活性化させ、気管支を拡張→咳の抑制に繋がるということです。

理論的にはそのような方法もあります。そのほかにも頸部にリンパの腫れがあったり、鎖骨周囲の腫れも咳に繋がる特徴があります。

アレルギー(炎症)を起こしやすい食材や適切な運動など行うことも有効です、治りにくい咳もあると思いますが、やはり根気よく炎症をしっかり取り除くことが大切となります。

背中と咳と喘息
子供の背中も脊柱と起立筋(せぼねの横の筋肉)がしっかり明瞭に把握できなくてはいけません。に肩甲骨が浮かび上がらず、肩甲骨の間の脊柱の位置も不明瞭です。

気管支の分岐部は胸椎の4~5の位置、把握する部位は3~5までの状態を観察

脊柱と関連する喘息または咳の対策の仕方

  • アイシング
  • 乾布摩擦

自身で行える簡単な対策としてアイシングや乾布摩擦をおすすめします。

アイシング方法は直接氷で行う冷却療法が一番効きますが、子供の場合に嫌がってできないこともありますので、そんな時には冷えピタで大丈夫です。場所もわからなければ肩甲骨の間全体に一枚大きくベタっと貼ってください。できれば、もう一枚張るなら鎖骨の真上にも貼るとより効果的です。

もうひとつの方法は乾布摩擦です。

布や指を使い皮膚表面をさするように(強く押さなくて大丈夫)皮膚が軽く発赤するように摩ってください。クリームなどは塗らなくて大丈夫です。皮膚の摩擦抵抗で毛細血管を刺激しまずは表面の血流を活性化し、表面の張りをとるだけでも効果あります。

なんならアイシングと乾布摩擦両方行って頂いても大丈夫です。

初期の子供の咳でしたら効果てきめんですので、お試しください。施術も気軽に行います。お困りの方はご予約くださいませ

  • この記事を書いた人

熊谷 卓眞(kumagai takuma)

2006年柔道整復師国家資格取得|2010青葉台くまのて接骨院開院|2010~メディカルトレーナー・スクールトレーナー|2021イワイメソッド会員

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