子どもの姿勢の改善に必要なトレーニング第4段は胸椎の柔軟性を向上させる胸椎運動です。
脊柱が悪いと身体が硬くなる
腰椎が悪いと下肢の血流は低下し血管の委縮や筋緊張したりしやすくなります。その影響で身体は硬くなり運動能力の低下にも繋がります。腰椎に負担をかけない為にも胸椎を動かし脊柱全体がスムーズに動く事が大切です。
痛みの改善は部分的ではなく全体的に整えることが大切
胸椎反らし運動のやり方
- 顔は前を向いた状態とし、背骨を反らすように姿勢を整えます。
- 顔は前を向いたまま、今度は背中を丸めていきます。
- 1と2の繰り返します。
- 呼吸を併用することで効果を高める事が出来ます。
★1の時に息を吐き2の時に息を吸うようにしましょう。 - これを20回ほど繰り返します。
このトレーニングの効果
- 胃腸の運動促進
- 脊柱の柔軟性向上
- 下肢の血行促進
- 股関節可動域の改善
今度の展開
1~4と姿勢の改善トレーニングを行いました。
人により対策の仕方も異なる事が多いですが、これらのトレーニングを最低限でもスムーズに出来るようになる事が大切です。『子ども』としていますが、大人にも有効ですし、なるべく早い段階で姿勢を改善する事が望ましいです。
姿勢の悪化している状態で運動を続けていくと、大体小学校5年生くらいで関節や筋肉に痛みを訴えることが多くなります。中学生で大きなケガに繋がり、高校では痛みで運動を継続出来ずに部活動を辞める子も見てきました。
痛みは人生を変えてしまう事にもなるし、実際には痛みがある事で集中力の低下を招き勉強にも支障を来たすようになります。
姿勢や子どもの成長に役立つ知識や情報をこれからも提供していきます。