脊髄から出る神経と関連する皮膚感覚帯のことをデルマトームといいます。皮膚神経感覚帯を把握することで、例えば皮膚にくすみや吹き出物がでやすい部位があった場合に実はそれがデルマトームと関係することが多々あります。それは自律神経の影響でその周囲の毛細血管の働きが悪かったり発汗がうまくいっていない場合に悪いものがたまりやすい部位としてそういう特徴が皮膚に現れることがあります。それをデルマトームを把握することでおおよそどの脊柱に問題があるか知ることが出来ます。
悪い部位のデルマトームを調べる方法として、皮膚の色や吹き出物を診ることで把握することが出来ますが、痛みを伴っていたり、痛みが出やすい位置もデルマトームを把握することで応用を利かせることもできます。脊柱を触り痛みが強い部位のデルマトーム上は問題が起こりやすいため、施術で圧痛と関連するデルマトームに電気をかけたり刺激を加えることで脊柱の動きがよくなり、関連する自律神経にもいい影響を与えることが出来ます。
自身でも皮膚がくすんでいたり、毎回吹き出物が現れる位置が同じ場合には関連するデルマトームの影響が出ているかもしれません。もしくは内臓とのつながりにより、吹きでものが出やすい部位もあります。身体の表面には様々な方法によりサインを出しくれています。見逃さず対処することで健康や美容にも繋がるかもしれません。

背中のシミの位置をよく観察することも大切。デルマトームと関連する部位に皮膚のくすみが出来ることが多いです。
