くまのて接骨院 青葉台

 【2025.10.16号】

くまのて接骨院の熊谷です。
秋風が心地よい季節となり、各地で運動会の練習の音が聞こえてくるようになりましたね。 この時期、私の娘からも「もっと足が速くなりたい!」というリクエストがありました。
お子さんから同じような相談を受けている保護者の方も多いのではないでしょうか。
「腕をしっかり振りなさい!」 「もっと大股で走りなさい!」
我が子のために、つい技術的なアドバイスをしたくなるのが親心です。 しかし、少し待ってください。 そのアドバイス、お子さんの身体にとっては、まだ少し早いかもしれません。

■ 身体が覚えていないのに、頭で理解させても意味がない

なぜなら、多くの子どもたちは、まだ自分の身体がどのように動くのか、脳が完全に理解しきれていないからです。
これは、自転車の練習を思い浮かべると分かりやすいです。 いくら「サドルに座って、ペダルを漕いで、ハンドルでバランスをとって…」と口で説明しても、すぐには乗れませんよね。 何度も転びながら、身体でバランスの取り方を覚えていくうちに、ある日突然、脳と身体が繋がって乗れるようになります。
走ることも、これと全く同じです。 大切なのは、技術的な走法を教え込むことではなく、反復した運動によって「走れる身体」そのものを作ってあげることなのです

■ 身体を動かし、意識し、口にする「身口意」

そこで重要になるのが、以前にもお伝えした**「身口意(しんくうい)」**の考え方です。
  • 身(身体): 実際に身体を動かすこと(反復運動)
  • 口(言葉): 「速く走りたい」と口に出すこと
  • 意(意識): 「速くなりたい」と強く意識すること
この3つが揃った時、お子さんの脳は「どうすれば速く走れるのか?」という指令を身体の隅々に送り始め、神経が自然と刺激され、身体が勝手に「速い走り方」を学び始めます。
【魔法のトレーニング:本を乗せた四つん這い足上げ】
この運動の具体的なやり方は、こちらのYouTubeショート動画でご覧いただけます。
子供にもおすすめの速く走る方法その1

【ここがポイント!】 お子さんの腰(お尻の少し上あたり)に薄い本を乗せ、落とさないように片足を上げ下げします。体幹をまっすぐに保ったまま足だけを動かす意識を持つことで、脳が「正しい姿勢を維持したまま手足を動かす」感覚を覚え、それが走る時の安定したフォームに繋がるのです。
また座っていることが多い現代人。お尻を使うのも、速く走るためには不可欠です。
この運動は、股関節の柔軟性を高める上でも非常に効果的ですので、ぜひ遊び感覚で試してみてください。

■ まとめ

お子さんの可能性は無限大です。
大切なのは、大人の理論を押し付けるのではなく、お子さんの身体自身が学び、成長していくための「きっかけ」を作ってあげること。
そして一度覚えたことは、身体が覚えていますので、反復運動を通じて、脳と身体の対話を促してあげること。 それが、お子さんの足を速くするための、最も安全で、最も効果的なアプローチです。

くまのて接骨院 院長 熊谷卓眞
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