■ 身体が覚えていないのに、頭で理解させても意味がない
|
なぜなら、多くの子どもたちは、まだ自分の身体がどのように動くのか、脳が完全に理解しきれていないからです。
|
|
これは、自転車の練習を思い浮かべると分かりやすいです。 いくら「サドルに座って、ペダルを漕いで、ハンドルでバランスをとって…」と口で説明しても、すぐには乗れませんよね。 何度も転びながら、身体でバランスの取り方を覚えていくうちに、ある日突然、脳と身体が繋がって乗れるようになります。
|
走ることも、これと全く同じです。 大切なのは、技術的な走法を教え込むことではなく、反復した運動によって「走れる身体」そのものを作ってあげることなのです
|
|
|
|
■ 身体を動かし、意識し、口にする「身口意」
そこで重要になるのが、以前にもお伝えした**「身口意(しんくうい)」**の考え方です。
|
|
この3つが揃った時、お子さんの脳は「どうすれば速く走れるのか?」という指令を身体の隅々に送り始め、神経が自然と刺激され、身体が勝手に「速い走り方」を学び始めます。
|
|
|
【魔法のトレーニング:本を乗せた四つん這い足上げ】
|
|
この運動の具体的なやり方は、こちらのYouTubeショート動画でご覧いただけます。
|
|
【ここがポイント!】 お子さんの腰(お尻の少し上あたり)に薄い本を乗せ、落とさないように片足を上げ下げします。体幹をまっすぐに保ったまま足だけを動かす意識を持つことで、脳が「正しい姿勢を維持したまま手足を動かす」感覚を覚え、それが走る時の安定したフォームに繋がるのです。
|
|
また座っていることが多い現代人。お尻を使うのも、速く走るためには不可欠です。
|
|
この運動は、股関節の柔軟性を高める上でも非常に効果的ですので、ぜひ遊び感覚で試してみてください。
|
|
■ まとめ
|
大切なのは、大人の理論を押し付けるのではなく、お子さんの身体自身が学び、成長していくための「きっかけ」を作ってあげること。
|
そして一度覚えたことは、身体が覚えていますので、反復運動を通じて、脳と身体の対話を促してあげること。 それが、お子さんの足を速くするための、最も安全で、最も効果的なアプローチです。
|
|